仕事を先延ばししてしまう!の原因は前の晩の睡眠が原因なのかもだ!という話
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「やるべきことはわかっているのに仕事が手につかない!」って問題は誰にでもあるもんでして、私もついダラダラしちゃうことはよくあります。
その原因はいろいろですが、いまんとこは「まぁ感情コントロールの問題が大きいよねー」って考え方が優勢でしょう。「退屈だなー」と思ったり、「この作業は難しすぎる!」と思ったりで、どうしても目の前のタスクに手が伸びないような状態ですな。
が、新しいデータ(R)は、「睡眠も先延ばしの大きな原因だ!」って内容になってて、さもありなん!みたいな感じでした。
これはアムステルダム大学の研究で、平均50歳の男女71人が対象。被験者の職業はさまざまで、ファイナンス、ヘルスケア、マーケティング、セールスなど、幅広いジャンルから選んだそうな。
で、実験ではまず全員に心理テストを行って、それぞれのセルフコントロール能力をチェック。続けてみんなに日記をわたして、次のようなポイントを10日間続けて記録するように指示したんですな。
- 午前11時に、前の晩にどれぐらいぐっすり眠れたかを5点満点で採点
- 午後4時に以下の質問に答えて、どれだけ仕事をテキパキこなしたかを採点
- 今日はどうしようもないほど時間をムダにした
- 今日は何をする気も起きなかった
- 今日はやるべきタスクを決めていたが、結局はダラダラした
その後、すべての日記をまとめたところ、結果は予想どおりになりました。
- 前の晩によく眠れなかった人ほど、その日の仕事をダラダラしてしまう!
- この現象は、睡眠不足によりセルフコントロール能力が下がったのが原因である
ってことで、睡眠の質が悪い人ほど先延ばしが起きて、時間をムダにしがちだったそうな。そりゃあ、よく寝てない状態だと仕事なんてする気が起きませんもんね。
研究チームいわく、
この研究からわかるのは、セルフコントロール能力が低い人ほど睡眠の質が重要になるということだ。もとからセルフコントロール能力が低いと、睡眠の質による影響を受けやすくなる。
とのこと。これは非常によくわかる話で、そもそもなんらかのゴールを達成するためには大量の認知機能が必要なのに、睡眠が足りない時点で十分なエネルギーが得られなくなっちゃいますもんね。そうなれば、ゲームやネットのように認知リソースが少なくてすむタスクに逃げるのは当たり前でしょう。
そんなわけで、「時間をムダにしたくなければよく寝よう!」ってのがとりあえずの結論なわけですが、先延ばしを克服する方法としてはほかにも、
といったエントリで具体策を取り上げてますんで、あわせてご参照あれかし。