女性の「今日の自分はイケてる!」って気分は生理周期に左右されるぞ!という実験
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「女性が自分のルックス自信を持てるかどうかは生理周期で決まる!」って研究(R)がおもしろかったんでメモ。鏡を見て「今日の自分はいい感じだ!」と感じたり、逆に「こんなボロボロの見た目じゃやばい……」とか落ち込んでしまう女性は多いかと思いますが、こういった気分の変動はホルモンに左右されてるんじゃないか?ってことですね。
これはテュービンゲンの研究で、37人の女性を対象にしたもの。そのうち19人は生理周期が正常な人を選び、残りはピルを使っている人を選んだそうな。でもって、実験では全員に定期的なアンケートを行いまして、
- 感情のコントロールレベル:「いま悲しみと不安で耐えられなくなっている」みたいな設問に、どれだけ当てはまるかを採点してもらう
- ルックスへの自信:「太ってしまうのを極度に恐れている」みたいな設問に、どれだけ当てはまるかを採点してもらう
などのポイントをチェック。参加者たちのホルモン変動によって、ルックスへの自信がどう変わるかを見たんだそうな。
それで何がわかったかと言いますと、
- 排卵期の女性ほど自分の見た目に自信がわき、鏡で自分の体をチェックする時間も減る
- 月経前の女性は自分のルックスへの自信が減り、鏡で自分の体をチェックする時間が増えた
だったそうです。ホルモンバランスによって、どうも女性の自信は大きく変わるみたいっすね。
具体的には、排卵期に入ると女性の体内ではエストロゲンの分泌が増えて、脳の気分を高める化学物質が増加。おかげで気分が良くなり、自信も増すらしい。逆に月経前はエストロゲンが低下して、まったく逆の現象が起きるとのこと。
個人的にこの研究が大事だなーと思うのは、最近では「人間の幸福にはボディイメージの改善が必須!」って見解が普通になってきたからです。たとえば、
といったあたりが代表例で、とにもかくにも自分の体を好きになれないと、いろんなデメリットが出てきちゃうみたいなんですよ。
その点で、「ホルモン変動でルックスへの自信はコロコロ変わる!」ってとこを押さえておけば、もし鏡を見て「うわ!今日の自分はやばい!」と思ったとしても、それなりの心構えができますもんね。そのぶんバランスが取れた対応ができるんじゃないか、と。
もちろん、なかには慢性的に自分のボディイメージがネガティブな方もおりましょうが、この場合はセルフアクセプタンス系の介入が効くことがわかってますんで、参考にしていただければ幸いです。どうぞよしなに。