メールとSNSのチェック時間を、事前にスケジュール帳に書いておくべき理由
ニューヨーク・タイムズの「脳のリセットボタンを押せ!」(1)って記事が面白いのでメモ。
脳科学にもとづく創造性アップの方法について書かれたコラムなんですが、ざっくり言えば、「SNSもメールも、あらかじめチェックする時間をスケジュールに組み込んでおけ!」って話であります。
もっと生産性や創造性をあげて、イキイキとした1日を送りたいなら、作業ごとにスケジュールを細かくわけるのが科学的に正しい方法。ツイッターやフェイスブックは、あらかじめキッチリと割り当てた時間にだけチェックすべきだ。
同じく、メールのチェック時間もスケジュール帳に組み込んでおこう。未読メールがあると思うだけで、あなたの脳はメールについて考え始め、集中力はどんどん削られていく。その結果、目の前の作業には手が付けられなくなってしまう。
ということで、SNSやメールの悪影響について、かなり厳しく主張しておられます。当ブログでも、マルチタスクの害については何度か書いてきたので、この提案にはとってもうなづける感じ。
ちなみに、SNSとメールが生産性を下げる理由は、脳の島皮質って部分が原因らしい。なんでも、このエリアが脳の集中とリラックスを切り替える作業を行っていて、島皮質のバランスが取れたときに、人間は最高のパフォーマンスを発揮できるようになってるそうな。
で、ひんぱんにツイッター、フェイスブック、インスタグラム、メールなどをチェックしてると、このバランスが簡単に崩れちゃうんだ、と。脳に2つのモードがあるって話は「学習効率を劇的にアップさせるには脳を緩和モードに切り替えよう!」にも出てきましたね。
さらに同記事いわく、
マルチタスクを止めて、1つの作業に30〜50分ほど集中し続ければ、わたしたちの創造性は自然に上がっていく。いくつかの研究によれば、自然のなかを歩いたり、音楽を聞くことで、人間の脳はリラックスモードに入っていくことがわかっている。こういった活動で神経のリセットボタンが押され、目の前の作業に対する必要な視点を得られるのだ。
とのこと。わたしも、さっそくメールチェックの時間を決めて、カレンダーに記入しておくことにします。