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メンタルを病みやすい人が使いがちな「言葉づかい」の特徴がわかったよー

Depression

 

不安や鬱な人の文章を大量にチェック

不安や鬱に悩みがちな人はどんな言葉を使うのか?」って問題を調べた論文(1)がおもしろかったんでメモ。

 

 

これは英レディング大学の研究で、ここんとこ心理実験の世界でよく聞く「コンピューター内容分析法」を使っております。簡単にいえば、大量の文章をコンピューターで処理して、

 

  • どんな単語が多いか?
  • どんな文法をつ勝輝か?
  • 平均的な文章の長さは?

 

といった傾向がを見つけ出すテクニックですね。この作業って昔はノートに手書きでやってたんで、はてしない時間がかかってたんですよ。まことにいい時代になりました。

 

 



 

 

メンタルが悪化すると「言葉づかい」はどう変わるか?

で、この実験ではテキストの要素を、

 

  1. 内容=表現の意味や意見
  2. スタイル=自分自身をどう表現するか

 

の2種類に分けてます。その上で、63のオンラインフォーラムから大量の文章を集め、不安や鬱の症状が出ている人はどんな言葉を使うのか?って問題を調べたわけです。

 

 

それで何がわかったかと言いますと、

 

 

メンタルが悪化した人の「内容」

  • 孤独、悲しみ、哀れといったネガティブな形容詞と副詞が多い。これは当然でしょうな。

 

 

  • 全体的には、「どのような人称を使っているか?」をチェックしたほうが、ネガティブな感情表現に注目するよりもメンタル悪化を見極めやすかった。

 

 

メンタルが悪化した人の「スタイル」

 

  • 断言調の言葉が多い。いつも、常に、絶対、間違いなく、みたいな。

 

  • 不安症の人は、そうでない人にくらべて50%ほど断言調を使いがち。

 

  • 鬱の人は、そうでない人にくらべて80%ほど断言調を使いがち。

 

 

って感じです。いずれも納得の内容っすね。

 

 

メンタル悪化ともっとも密接なポイントは?

で、これらの要素の中で、もっともメンタルの悪化と密接に結びついていたのが「断言調の言葉づかい」だったそうな。

 

 

言われてみれば当然の話で、メンタルを病みやすい人ってのは、物事を「白か黒か?」の二択でしかとらえないケースが多いわけです(いわゆる「全か無か思考」)。このあたりの認知が言葉使いにも現れるんでしょうな。

 

 

認知行動療法の世界でも、この考え方を修正して「世の中にはグラデーションだらけなんだよー」ってところを叩き込むのが基本ですからねぇ。普段から「自分は近ごろ断言調の言葉が増えてないか?」ってとこを気にしておくと、自己診断の方法としても使えそうな気がいたしますね。


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42才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。「パレオダイエットの教科書」と「服用危険」って本が発売中です。