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たった3分でメンタルも頭も良くなる可能性がある技術「rTMS」を試してみたいもんですなぁ

Itbs

 

「rTMS」って治療法があるんですよ。病気で体にマヒが残った方などのリハビリに使われるもので、頭の上に当てたコイルで磁場を発生させて、脳内の電流の活動を高めるって手法です。おもにワーキングメモリとかにかかわるようなエリアを刺激して、活性化してくれるんですな。

 

 

というと何やら怪しげな印象があるかもですが、わりと30年近いデータの蓄積がありまして、すでにFDAも認可してたりします。

 

でもって、この手法はおもしろいポテンシャルを持ってて、いくつかのデータでは「脳の磁場刺激で頭が良くなったよ!」ってデータもちらほらあるんですな。具体的には、

 

  • 多発性硬化症17人にrTMSを試してもらったらワーキングメモリの性能が上がった。Nバック課題の成績が良くなったらしい(2017年,1)
  • 統合失調に悩む30人にrTMSを使ったら有意に認知機能がアップした(2012年,2)

 

みたいな感じ。なにせワーキングメモリに働きかける技術なんで、当然ながら認知機能にも効きそうな気がするわけです。

 

 

さらに、近ごろは「rTMSでメンタルが激しく改善する!」なんて話もありまして、これまた素晴らしいんですよ。こちらもかなり精度が高い話でして、たとえば2014年のメタ分析(1)なんかだと、通常のうつ治療(抗うつ薬とか)が効かない人でも改善の効果がある!って結論だったり。日本でも2017年に承認されたばっかなんで、近いうちに保険適応になるはず。

 

 

そんなわけで、個人的に結構な興味がある技術なんですけど、さらに新しい「iTBS」って手法について調べたデータ(3)が出てまして、これがまたなかなか熱いんですよ。

 

 

iTBS」は磁場で脳を刺激するテクニックの一種なんですが、何がすごいって1回のセッションがたった3分で済むところ。「rTMS」は1回30分ぐらいかかるんで、かなりの時短になってるわけですよ。

 

 

これはトロント大学の実験で、うつ病に悩む414人の患者さんが対象。みんなに週5回ずつiTBSを受けてもらったところ6週間で、

 

  • 50%が有意に症状が改善!
  • そのうち30%はうつが寛解!

 

ってことでして、かなーりの成果を見せております。1日3分でこんだけの違いが出るなら素晴らしいですなぁ。

 

 

まぁこの技術で頭が良くなるかはよくわからんのですが、とりあえずメンタルの不調に効くのはほぼ確実なんで、気になる方は「rTMS」で検索してみていただければクリニックが見つかるはず。どこかで試してみたいもんですなぁ。


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42才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。「最高の体調」と「パレオダイエットの教科書」って本が発売中です。