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「プチ断食」が体内時計の乱れすらリカバーしてくれるんじゃないの?というマウス実験の話

Mouse

 

今日も今日とてプチ断食の話でございます。ここで取り上げるのは動物実験のデータ(1)なんですけど、個人的に「やっぱり食事のタイミングって大事なんだなぁ」と痛感したので、紹介しときます。

 

 

これはソーク研究所の実験で、ある”特殊なマウス”を使った研究になっております。どのように特殊なのかというと、

 

  • 体内時計がないマウス!

 

を遺伝子操作で作り出したんですな。

 

 

といってもこの手の研究は初めてじゃなくて、以前にも体内時計をとりのぞいたマウスは使われてたんですよ。その結果、だいたいこのタイプのマウスはどんどん太ってコレステロールも爆上がりしていき、最後には脂肪肝と糖尿病にかかっちゃうこともわかってたんですね。それぐらい体内時計ってのは重要なわけです。

 

 

で、今回の実験では、この体内時計がないマウスを2つの条件下に置いております。

 

  1. 24時間、好きなようにエサを食べさせる
  2. 10時間だけエサをあげ、残りの14時間は絶食

 

って感じで、いっぽうのグループにだけリーンゲインズに近い食事パターンを行わせたわけですな。

 

 

その結果、好きなようにエサを食べたマウスは、予想どおり体重が激増。ついでにメタボリック症候群になりまして、糖尿病にかかっちゃったんだそうな。

 

 

ところが、おもしろいもんで10時間ダイエットをしたマウスたちは、体内時計がないにもかかわらず痩せて健康な状態をキープし続けたんだとか。こりゃなかなか凄い違いですねー。

 

 

研究チームいわく、

 

哺乳類の体は、決まった時間に代謝をつかさどる遺伝子のスイッチがオンとオフに切り替わる。これが体内時計のプロセスで、先行研究により示された事実だ。

 

もちろんこの見方は正しいが、今回の研究でわかったのは、哺乳類の満腹と空腹のサイクルをコントロールすることで、体内のタイミングシステムを外部から上書きできるという点だ。

 

とのこと。どれだけ体内時計が狂ってようが、食事のタイミングをちゃんと守り続ければ、悪影響をリカバーできるのではないか、と。

 

 

もちろんこれはマウス実験のレベルではありますが、研究者はヒトにも適用できるかも?と考えてたりします。

 

私たちの多くは1杯のコーヒーで1日を始め、その14〜15時間後に軽い夜食を食べてから眠りにつく。

 

しかし、食事をとる時間を1日10時間以内に収め、残りの時間を空腹のまま過ごせば、より良い健康状態に達する可能性が高まる。それも、我々の体内時計にかかわらず、だ。

 

確かに、ヒトの体内時計が食事のタイミングに左右されてるのは有名な話ですからねぇ。やっぱ特定の決まった時間に食事を続けるってのは大事なのではないかなーと思うわけです(メタボを防げるかどうかはわからんですが)。

 

なかには、遺伝子の欠陥により生まれつき病気にかかりやすい人が存在する。しかし、良質なライフスタイルが遺伝の問題を補えるかもしれない。これは希望がある話だ。

 

ってことなんで、まぁ試してみても損はないかなーと思われます。

 


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42才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。「最高の体調」と「パレオダイエットの教科書」って本が発売中です。