ビタミンDで記憶力の低下が予防できるかもよー、みたいな実験
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/01/d.html
当ブログの頻出サプリといえばビタミンD。
現代人はビタミンDが足りない人が多いうえに、
といった信頼性の高いデータが多いものですから、当然、いまもスタメンサプリとして愛用してたりします。
で、近ごろチェックしたデータ(1)もビタミンDの話で、「頭の働きにも効くかもよ!」って結論になっててよろしい感じでしたねー。
これは天津医科大学の研究で、軽度認知障害(MCI)の症状が出てる高齢者163人が対象(65歳以上)であります。
MCIは認知症と健常者のまんなかぐらいの状態で、だいたい高齢者の25%がかかりがち。生活はそこそこ普通にできるんだけど、ちょっと前の話を忘れたり、大事件の記憶がボンヤリしてたりとか、物忘れがちょっとヒドいぐらいのレベルを指しております。
実験期間は1年で、全体を2つのグループに分けたそうな。
- 1日400IUのビタミンDを飲む
- ニセサプリを飲む
その後、定期的にIQや数学、ボキャブラリーなどのテストをしたところ、ビタミンDを飲んだグループは、
- IQが4.2%向上!(プラシーボ群は2.5%低下)
- コレステロールが9.8%低下!(プラシーボ群は変わらず)
- 中性脂肪が26%低下!(プラシーボ群は変わらず)
って違いが出たんですよ。なんか中性脂肪への効き方がすごいっすね。
また、IQについては特に言語性IQの向上が改善してて、プラシーボ群が5%ほど低下したのに対して、ビタミンDグループは3.9%ほど改善しててビビります。
ビタミンDでこういう変化が出る理由はよくわかってないんですけど、
- ビタミンDが神経の劣化を予防する働きがあるから?
- ビタミンDが脂質の代謝が改善するから?(メンタルの不調は脂質代謝の悪化と相関している)
じゃないかなーぐらいに考えられております。まぁビタミンDって体内であらゆる働きをしてるんで、なかなか原因の特定が難しいんですよね。
ってことで、高齢者の方などは脳機能を守るためにもビタミンDはとっておいても良さそう。ナイスな話ですなぁ。