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どんな「良い性格」でも行き過ぎれば人生に悪影響が出るぞ!という話

Perdonal

ビッグファイブが人生を左右する

ビッグファイブで(そこそこ)人生は決まる!」みたいな話があるわけです。ビッグファイブって何?という方は、「3分で自分の性格を正しく理解」などをご覧ください。

 

 

ざっくり言えばビッグファイブは人間の性格を5つに分けた考え方で、こいつで人生のいろんな側面が判断できるんですな。具体的な例としては、

 

 

なんてのがありまして、やっぱ性格って人生を左右するんだなーと思いますねぇ。

 

 

で、ビッグファイブでよく言われるのが、

 

  • 誠実性が高いと成功しやすい!(=マメな人ほど金が入るし権威を手に入れやすい)
  • 開放性が高いと頭が良い!(=好奇心が強い人ほどIQが高い)
  • 外向性が高いと幸福度が高い!(=社交的な人は人生の満足度が高い)
  • 協調性が高いと人から好かれる!(=他人と上手くやれるので好かれやすい)
  • 神経症傾向が高いとうつ病になる!(=感情が不安定な人はメンタルが死ぬ)

 

みたいな話です。神経症傾向をのぞいては、各特性のレベルが高ければ高いほど人生が良いことだらけになるんじゃないか、と。とくに誠実性と年収の相関はいろんなとこで確認されてますんで、気にかけておくと良いかと思います。

 

 

………なんだけど、いっぽうでは「良い性格も行き過ぎると問題が出るぜ!」って結論のデータ(R)が出てて参考になりました。

 

「良い性格」でも行き過ぎれば悪影響が

これはジョージア大学の研究で、1,258人のビジネスマンを集めて全員のビッグファイブを計測。その結果を、第三者が採点した仕事のパフォーマンスと比較した研究になっております。

 

 

で、まずなにがわかったかと言いますと、

 

  • 誠実性や外向性といった良さげな性格でも、全体の平均よりも高すぎると悪影響が出まくる!

 

だったそうです。「コツコツと仕事に取り組む」とか「誰とも社交的にやっていける」みたいにポジティブな特性でも、平均より高すぎると害が出てしまうわけっすね。

 

 

では、具体的にどんな問題が出るかと言いますと、

 

  • 協調性が高すぎる場合:基本的には、協調性が高くなればなるほど上の人からのアドバイスが受けられず、年収は下がる。これは、協調性が高すぎるせいで他人との衝突を避けるようになるからだと思われる。

 

  • 誠実性が高すぎる場合:誠実性が適度に高いと仕事の成果が上がるが、あまりに高いと強迫神経症のような状態になり、ストレスが激増してしまいやすい。細かいことにこだわり過ぎて神経をやられちゃうわけですな。

 

  • 外向性が高すぎる場合:外向的な性格が行き過ぎた人は、いつも芝居がかった態度になり、刺激ばかりを求めるようになり、他人に対して偉そうな態度になる。その結果、周囲からは面倒な人としてあつかわれ、結果的に仕事のパフォーマンスは下がる。

 

  • 開放性が高すぎる場合:開放性が適度な人はクリエイティビティが高い傾向があるが、あまりに行き過ぎると現実とファンタジーの区別がつかなくなる。その結果、実用に耐えるアイデアを出せなくなってしまう。

 

  • 神経症傾向が低すぎる場合:神経症傾向が低い人は感情が安定していてメンタルが強いが、あまりに低い場合は不安を感じなくなるため、予期せぬ事態への備えをしなくなり、結果として仕事のパフォーマンスは下がる。

 

みたいな感じでして、一般的には優良と思われるパーソナリティでも問題は起こるみたい。当ブログでは誠実性を持ち上げるケースが多いんで、ここらへんのダークサイドは気をつけておきたいとこです。


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