強いブルーライトを30分浴びると頭がよくなる!らしいぞ
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/07/30.html
当ブログでは、ブルーライトに関する話をよく書いております。ブルーライトはテレビやスマホなどから出る青い光で、最近は睡眠の質を下げる最大の原因の1つとも呼ばれてるんですな。
が、ブルーライトが良くないのは、あくまで夜間だけの話。日中のブルーライトには体内時計を調節する働きがあるんで、積極的に朝日を浴びたほうがいいんですな。なにごとも使いよう。
といったところで、近ごろおもしろかったのが「ブルーライトで頭がよくなるよ!」(1)って論文であります。
これはハーバード医科大学の実験で、35名の男女を対象にしたもの。参加者を暗い部屋に入れて、以下の2グループにわけたんだそうな。
- オレンジのライト(578 nm)を30分浴びる
- ブルーライト(469nm)を30分浴びる
そのあとで全員に認知テストをやってもらったところ、ブルーライトを浴びたグループは、
- 反応スピードが向上!
- ワーキングメモリの性能がアップ!
といった差が出たらしい。とにかく、ブルーライトを浴びた参加者は、短い時間で正答を出す能力が高まったみたい。
同時に参加者はfMRIにもかけられまして、ブルーライトを浴びたグループは、脳の前頭前皮質が激しく活性化してたそうな。おもに思考やセルフコントロール能力をつかさどるエリアで、ここがうまく働けば、もちろん頭もよくなるわけです。
研究者いわく、
ブルーライトは、注意力や素早い判断が必要な仕事で使えるかもしれない。たとえば、パイロットやオペレーションルーム、軍隊などだ。国際宇宙ステーションのように、自然光が存在しない仕事場で使うのもいいだろう。
この実験で重要なのは、認知機能を使う作業の前に30分だけブルーライトを浴びておけば、本番中にはブルーライトを浴びなくてもよい点だ。これは、テスト前のような状況でも応用が効くだろう。
とのこと。頭を使いそうな状況にそなえて、あらかじめブルーライトを浴びておくってのはありかもしれませんねぇ。
いちおう、スマホのブルーライトセラピーなんてアプリもありますが、本気でやるなら「Aidapt 」みたいな光療法用のガジェットがよさげ。本来はブルーライトでメンタルを改善するための商品ですが、脳力アップにも使えるかもしれんですな。