スタイルが良くなりたい女性にこそ筋トレを進める3つの理由
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奥さんが「スタイルが良くなりたい」というので筋トレを猛プッシュしたところ、「ゴツくなりたくない」と言われてしまいまして。
確かにジムのパーソナルトレーニングとかでも、女性は有酸素運動を30〜60分ぐらいやって、あとは体幹系の筋トレをちょこっとやってることが多いイメージ。あらためて、女性の筋トレに対する抵抗感は根強いのだなーとか思った次第です。
というわけで、ここでは「女性こそ筋トレをしたほうがいいよ!」って話をいくつか。
1 女性は筋トレでゴツくならない
どうやら「筋トレでゴツくのはヤダ!」って不安は根深いようで、ハリウッド女優のグウィネス・パルトロウも、筋トレでは1.5kg以上のダンベルを使わないそうな(1)。それじゃショッピングバッグすら持てないような気がしますが。が、これは明確な間違いでして、その理由としては、
- ゴツいカラダになるにはカロリーオーバーの状態を続けねばならない
- そもそもテストステロンの量が男女でまったく違う
の2点があります。まずはカロリーの問題ですが、筋肉の発達パターンをざっくり分類すると、
- いつもより食べて筋トレ→筋肉サイズが肥大
- 普通に食べて筋トレ→筋肉のパワーと密度が増加
といった感じになっております。つまり、1日の維持カロリー(現在の体重を保つのに必要なカロリー)だけ食べて筋トレをしてれば、ムキムキになるどころか、どんどん引き締まった体になっていくわけですね。
続いてテストステロンですが、こいつは筋肉量のアップに欠かせないホルモンでして、男性は女性の10〜30倍ぐらいの量が分泌されるんですね。なので、女性の場合は、どれだけハードな筋トレをしてもムキムキになるのはまずムリ。
たまにゴリゴリな体をした女性ボディビルダーを見かけますけども、あれは遺伝子レベルで作りが違う超人か、ステロイドを打ちまくったものとお考えください。実際、ドーピングが許されない女子重量挙げ選手の見た目は、以下のような感じですし。
100kgのウェイトを上げる筋力を持っていても、まったくガチムチ感はありません。というか逆にスリムな印象ですね。
2 女性が体脂肪を減らすには有酸素運動よりも筋トレが最適
これは女性も男性も同じですが、そもそもハードな有酸素運動は逆効果な面もありますし、筋トレのほうが痩せやすいってデータも結構そろっております。女性の筋トレ効果を調べた実験(1)では、1日に25分の筋トレを週2のペースで2か月ほど続けた場合、体脂肪が2kg減りつつ筋肉は1kg増加したとか。
筋肉が1kg増えるごとに1日に70〜100kcalほど消費カロリーが増えますんで、自動的に年間で5kgぶんの脂肪が燃えることに!
3 なにせ女性は筋肉が落ちやすい
女性は男性にくらべて筋肉が落ちやすいのも難点。10才年をとるごとに平均で2〜3kgの筋肉が落ちていきまして、そのせいで基礎代謝がだだ下がりになっていき、10年ごとにおよそ8kgほど体脂肪が増えやすくなることが知られております。ところが、上で紹介した実験にもあるとおり、筋トレを始めた女性は、筋肉が増えるスピードの倍の速度で体脂肪が減っていく傾向にあるのがうれしいところ。男性ではここまで速く体脂肪は減らないので、女性の筋トレにおける大きなメリットかと思います。
まとめ
というわけで、見た目を気にする女性ほど筋トレをすべき!って話でした。具体的な筋トレメニューですが、でご紹介したHIT(ハイインテンシティトレーニング)なんかを試すのが安全でいいかと思います。では、みなさまどうぞよしなに。