キューブを転がして時間を測るガジェット「タイムフリップ」を買ってみたぞ
定期的にいろんなガジェットを買っておりますが、今度は新たに「TimeFlip」ってのを買ってみました。購入は公式サイトからでお値段は40ドルぐらい。
これが何をするガジェットかというと、タイムトラッキングツールの一種です。togglみたいに「今日はテレビを1時間見た」とか「ブログを何時にやった」とか、1日の行動を記録するためのアイテムですね。
「TimeFlip」の特徴は、物理的な12面体のキューブを使って時間をトラッキングしていくとこ。以下の動画のような感じで、使います。
togglだと、iPhoneのロックを外して、アプリを起動して、自分がこれからやるタスクに切り替えて…って作業が必要なんですけど、TimeFlipはキューブを転がすだけでタスクがスイッチできるわけっすね。
商品は発送から1週間ほどで到着。紙封筒に入っておりました。
中身はこんな感じ。キューブを作るプラスチックの板と加速度センサーなどが入ってました。
まずは、キューブのなかに加速度センサーをセットして、あとはプラスチックを閉めてくだけ。プラスチックの縁にはマグネットが仕込んでありまして、勝手にキューブになっていきます。
これで組み立て完成。
添付の小冊子にはアイコンシールが付いてまして、「テレビ」とか「仕事」といったタスクが用意されております。「作業の引き伸ばし」みたいなアイコンもついてるのがいいですね。
自分が使いそうなシールをペタペタ12面体に貼っていけば終了。
自分がトラッキングしたいタスクのシールがないときは、マジックで書いてもOK。書き損じても消しゴムで普通に消せますんで。
あとはBluetoothでiPhoneとつなげれば設定完了。自分がやってるタスクを上に向けると、自動的に時間の計測がスタートします。
アプリ画面はこんな感じ。いまやってるタスクに名前をつけていけばOK。
こんな感じで、1日にやったことが蓄積されていくわけですね。
で、いま1週間ほど使ってみたんですけど、すごーく惜しいガジェットですね。物理的なキューブでタイムトラッキングをするってアイデアは素晴らしいと思うんですけど、いかんせんソフト側が洗練されてないんですよ。
たとえば、13〜14時と15〜16時の間で2回にわけて原稿を書いた場合、togglだと「何時に原稿をやった」って情報も記録してくれるんですが、timeflipは「2時間だけ原稿を書いた」みたいにまとめて表示されちゃうんですな。また、toggleみたいに、1日の時間のうちどれだけ生産性が高い作業をしたかをグラフで表す機能がないものツラいとこ。
あと致命的なのは、アプリ単体でタイムトラッキングができないとこですね。たとえばジムとかにキューブを持ってくわけにはいかないので(笑)、この時間はアプリだけでトラッキングしたいわけですよ。ところがtimeflipのアプリは、あとで新規イベントを登録して、いちいち手入力してかなきゃならないんですな。うーん。これはこなれてない。
ってことで、発想はすごく好きなガジェットなんですけど、とりあえず現時点ではおすすめしないです。ひんぱんにアプリのアップデートはされてるんで、togglぐらいの機能が実装されたら、あらためて推奨ガジェットにするかもしれませんが。誰かこのアイデアを活かして、似たようなガジェットを作ってくんないかしら…。