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ビタミンB12と葉酸は健康に欠かせないがサプリを飲むのはヤバいかもだ!という実験の話

Vitamin

 

ビタミンB12と葉酸が健康に大事なのは間違いない話です。

 

 

まずビタミンB12は神経系の発達にかかわる成分で、不足すれば脳がまともに動かなくなっちゃう。葉酸も同じく脳の成長に必須で、足りないと認知機能が下がることもあったりするんですな。

 

 

その意味でどちらも足りないのはヤバいわけですが、いっぽうでビタミンB系サプリには「発がんリスクが上がるんじゃない?」といった恐ろしげなデータもあるのが難しいポイント。もちろん、かつての私のように確実にビタミンBが足りていないってケースは別として、どうもビタミンBはリスクもありそうなんですよ。

 

 

以上の話をふまえたうえでで、新しいデータ(R)も「ビタミンB12と葉酸のサプリってどうよ?」って問題を取り扱っております。

 

これはエラスムス医療センターなどによる研究で、65歳以上の男女2,919人を対象にしたRCTになります。この規模の実験ってなかなかないんで、非常によろしいのではないでしょうか。

 

 

被験者を選ぶ基準は「体内のホモシステインが多いかどうか」をもとにしてまして、最低でも12 μmol/L以上の人だけをターゲットにしたとのこと。「脳の機能を劣化させる悪玉「ホモシステイン」対策入門」でも書いたとおり、普通は10 μmol/L以下ぐらいなので、アンチエイジング的に問題がある人を選んだわけですね。

 

 

実験では全体を2つのグループわけまして、

 

  1. 1日500mcgのビタミンB12と400mcgの葉酸を飲む
  2. 上と同じ量のニセサプリを飲む(コントロール群)

 

って感じになってます。ビタミンB12と葉酸のどちらも、一般的なサプリにふくまれる量と同じぐらいっすね。

 

 

でもって、ここでは6.5年のフォローアップをして、全員にどのような変化が出たのかをチェックしております。その結果がどうだったかと言いますと、

 

  • 実験のあいだ、サプリを飲んだグループのうち13.6%が癌にかかった。いっぽうでコントロール群は3.4%だった
  • サプリを飲んだグループは、とくに大腸がんの発症率がやたら高くなった!(76%の増加)

 

だったそうで、どうもビタミンB12と葉酸は長期的に発がん率を高めるっぽい。サブグループ分析を見ますと、この傾向は性別や年齢とは関係なく確認されたそうで、まことに恐ろしゅうございますな。

 

 

まぁこの研究は発がんリスクの測定を第一の目的にデザインしてないんで、偽陽性の可能性もなくはないです。また、当然ながらこれだけで「ビタミンB12と葉酸に発がんリスクが!」とは言えないのでご注意ください。

 

 

その意味ではまだ決定的な話ではないものの、2009年の別研究(R)でも「ビタミンB12+葉酸の組み合わせでちょっとだけ発がんリスクが上がった!(ハザード比1.21)」みたいな結論が出てまして、やはり用心しとくには越したことはないかなーぐらいの感じです。

 

 

ってことで、血液検査で不足が指摘された場合をのぞき、やはりビタミンB12よ葉酸は食品からとろうね!ってことでひとつ。どうぞよしなに。


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