腹筋を割るには断食しかない!
「ダイヤモンド・カット・アブズ(Diamond-Cut Abs)」を読了。有名トレーナーのダニー・カバッドローさんが書いた、ダイヤモンドのようなバキバキの腹筋を作るための本であります。
著者は、こんな感じの人。
なんともコワモテなルックスですけども、書いてある内容はとてもまともです。要点は2つでして、
- 腹筋運動よりも食事が大事
- 腹筋運動は定番の筋トレを週に3〜4回で十分
という感じ。このあたりは、以前に「割れた腹筋を作るのに腹筋運動が必要ない理由」で書いたことと同じでして、いまのトレーニング科学の世界ではもはや常識になりつつありますね。
取り上げられているエクササイズも、「パレオダイエット的に必要な5種類の筋トレ」や「体幹を鍛える科学的な方法」などでも紹介した、非常にベーシックなものが並んでおります。当然ながら、効率よく腹筋が割れる夢のエクササイズは存在しないわけですね。
で、カバッドローさんがオススメする食事法は、
- 加工食品はいっさい食べない
- 緑黄色野菜を食いまくる
- 脱水状態には気をつける
- 断食をする
といったところ。なかでも、定期的に24時間の断食をすることをすすめておられます。比嘉一雄さんの「10日間でなれる細マッチョ」でも徹底的な断食が推奨されてましたし、やっぱり腹筋を割るには食を断つしかないのかと思った次第です。
言わずもがな、割れた腹筋を作るには、体脂肪を10%以下(女性は14%以下)まで減らす必要があります。 基本的にはパレオダイエットを実践していれば、自然と体脂肪は13%前後に落ち着いていくんですが、そこからさらに体を絞ろうと思ったら、どうしてもカロリーを気にしないとムリなんですよね。
とはいえ、「吉川メソッド」のように1日1,500kcal以下で暮らし続けると、今度はストレスホルモンの問題が出てきちゃうんで、アンチエイジングのほうに悪影響が出てきちゃう。その点でも、いったん集中的に断食をするのが現実的なのかも。
ちなみに、いまのわたしは、特にカロリー制限をせずに13%前後の体脂肪で推移しております。タンザニアの狩猟採集民たちも体脂肪の平均は13%ぐらいだそうなんで、いまの状態が健康的にはベストなのかなーと思う一方で、ちょっと腹筋を割ってみたい気もあって悩んでおります(笑) うーん、集中的な断食をやってみようかしら…。