汚い机で作業をすると忍耐力が減る
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「汚い机で作業をすると忍耐力が減る!」って実験(1)がおもしろいのでメモ。
これはシカゴ大学の研究でして、100人の学生を2つのグループにわけて、以下のような汚い机で図形パズルを解いてもらったんですね。
で、 もう一方のグループには、以下のようなキレイな環境で同じパズルに挑戦してもらった、と。
すると、キレイな机を使った学生のほうが、およそ1.5倍の時間を使って、忍耐強くパズルに取り組み続けたんだそうな。
こういった現象が起きるのは、研究者いわく「汚い机を見るとセルフコントロールの感覚が減る」のが原因らしい。つまり、
- 汚い机が目に入る
- 「自分はこの世の乱雑さに対して無力だ」という感覚が生まれる
- 意志力が減る
- 忍耐力がなくなる!
といった感じ。汚い環境は情報量が多すぎるもんで、脳の処理が追いついていかないみたいっすね。
もっとも、一方では、汚い机で作業をすると問題解決力や創造性がアップするってデータもありまして、このへんのバランスは難しいところだったりします。悩みますねぇ。
まぁ、以前に紹介した「グリット」の理論によれば「成功のためには忍耐力が最も重要」だそうですし、社会人としては、あきらめずに作業を終わらせるのが一番大事な気もしますんで、わたしは今後とも机を片づけていこうと思った次第です。
credit: chaoticartworks via FindCC