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チョコレートをどれだけ食べれば頭が良くなるかがわかったかもしれない件

Chocolate 127

 

チョコレートはアンチエイジングに良い!」ってメタ分析が昔からありまして、チョコが健康食のは間違いないところ。なんせカカオは抗酸化作用が高い成分なんで、

 

 

こうなるとい「チョコは脳にもいいんじゃないの?」って気になるわけですが、そこらへんを調べた研究が2つ(1,2)出てましたんでメモっときます。

 

 

これはロマリンダ大学の実験で、同大学のリー・バーク博士はこう言っておられます。

 

チョコレートが脳の神経に与える影響について、科学の世界では長らく「砂糖」の観点からしか調査を進めてこなかった。砂糖をたくさんとれば、それだけ幸福感が増す、というわけだ。

 

しかし、今回の実験では、初めてカカオが脳に与える影響を調べた。一般的なチョコレートバーにふくまれるカカオフラボノイドが、短期と長期の両方で脳に良いのかをチェックしたのだ。

 

ってことで、チョコの研究は多いものの、実は脳神経に与える影響は初めてだったんだそうな。意外ですねぇ(いちおう観察研究はあったけど信頼性が低かった)。

 

 

でもって、ひとつめの研究は、ざっくり言うと「ダークチョコを食べたら脳の活動はどうなる?」ってのを調べております。具体的には、

 

  1. 48gのダークチョコレートを食べる(カカオ70%)
  2. 30分後と120分後に脳波計で参加者を計測

 

みたいな感じ。一般的な板チョコが70〜100gぐらいなんで、だいたいその半分を食べる感じですな。

 

 

それでどんな変化が起きたかというと、

 

  • 脳の活動が全体的に活発になり、脳の健康にかかわるエリアのニューロプラスティシティが向上!

 

だったそうです。ニューロプラスティシティは、ざっくり言えば「神経の柔軟性」のことしでして、新しい体験をちゃんと学習できるのもこの機能のおかげ。当然ながら、こいつが向上すれば頭が良くなるかもなー、とは考えらえれるわけです(あくまで理論上の話ですけど)。

 

 

でもって、もうひとつの研究は、「ダークチョコを食べたら免疫系はどうなる?」ってのを調べております。こちらはどんな実験かというと、

 

  1. 48gのダークチョコレートを8日間食べ続ける(カカオ70%)
  2. 1時間後と1週間後に血液サンプルから免疫の反応と遺伝子の発言を調べる

 

って感じです。こちらはどんな結果だったかと言いますと、

 

  • T細胞が活性化し、ついでに「新しいスキルの学習」にかかわる遺伝子がオンになっていた!

 

って感じです。T細胞については「Tレグが増えるかもしれない10のこと」をご覧いただければと思いますが、免疫システムの重要なパートで、アレルギー対策などには欠かせないポイントになってます。しかも、ついでにスキル学習に関する遺伝子のスイッチまで入るってんだからすごいもんですなぁ。

 

 

研究者いわく、

 

今回の研究でわかるのは、カカオの量が多ければ多いほど、認知機能、記憶力、気分の改善、免疫系などに様々な良い影響があるということだ。

 

ってことで、かなりのベタボメ状態になってますね。まー、といっても今回の研究は初歩の段階なので、今後の研究によっては覆る可能性も捨てきれない点はご了承ください。特に脳活動の話はまだ理論としてはありえるぐらいの段階なんで。

 

 

とりあえず、ダークチョコが体にいいのは確実なんで、現時点では「ついでに頭も良くなったらうれしいな!」ぐらいの気持ちで、1日に40〜50gぐらいを食べてみるのは十分にありかと思います。

 

 

ってことで、最後に私が食べてよかったチョコを2つほど紹介しておきます。ただし、チョコレートについてはカカオが70%以上であればなんでもいいので、別に以下のが絶対のおすすめってわけでもないです。近所に手頃なダークチョコが売ってれば、そちらをお買い求めいただければよいかと。

 

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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