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スーパーやコンビニでジャンクフードの誘惑に負けないためのコツ

Supermarket

「すきっ腹でスーパーに行くな!」なんてアドバイスをよく聞きます。お腹ペコペコで買い物に行くと、ついレジ脇のお菓子に手が伸びたりしますからねぇ。





じゃあ、他にもいい方法はないの?ってあたりを調べたのが、「そのひとクチがブタのもと」で有名なブライアン・ワンシンク博士の新しい実験(1)。まずは120人の参加者たちを3つのグループにわけまして、

  1. 事前にひとかけらのリンゴを食べてもらう
  2. 事前にひとかけらのクッキーを食べてもらう
  3. 事前には特に何もしない(コントロールグループ)


といった状態でスーパーに行ってもらったんですね。そのうえで、みんなの買い物の内容を調べたところ、リンゴを食べたグループは、クッキーよりも28%、何もしなかったグループより25%ほど野菜やフルーツを買う割合が高かったらしい。


続く実験でも、リンゴかクッキーを食べた参加者たちに、架空の食料品店で好きなものを選んでもらったら、やはりリンゴグループのほうが全体的に低カロリーなものを選択。クッキーグループは、逆により高カロリーな食品をチョイスしたそうな。


研究者いわく、

買い物の前に健康的な食品を軽く口にしておけば、健康を意識したマインドセットが生まれ、よりよい選択ができるようになる。


 とのこと。あらかじめ「健康な食品」を脳にすり込んでおくだけで、糖や脂肪の誘惑に強くなるわけですね。シンプルですねぇ。


もちろん、事前に食べる食品はリンゴに限らず、セロリやキュウリなど、とにかく健康っぽいものならなんでもOK。なんなら、「健康的な全乳製品です」みたいな商品ラベルをながめるだけでも効果は出るみたい。ってことは、事前にトクホ飲料のラベルを見ても、ムダな買い物はふせげるのかも。試してみよう。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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