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食べながら瞑想!? 「マインドフル・イーティング」を実践するための4ステップ

Sunshineeating

 

マインドフルネスで痩せる!って話は昔からあって、たとえば「そのひとクチがブタのもと」で有名なコーネル大学のワンシンク博士などは、「集中せずに食べるから太るんだ!」って説を、10年以上も前から提案しております。

 

 

ほかにも神経科学者のサンドラ・アーモットさんも、脳科学の視点からマインドフル・イーティングをおすすめしてたり、オハイオ大の実験でもマインドフルな食事で食生活が改善したなんてデータが出てたり。とにかく食事に集中することが、空腹をコントロールする重要ポイントのひとつなわけです。



というわけで、食事の際はぜひマインドフルを意識してみていただきたいわけですが、具体的なマインドフル・イーティングの具体的なトレーニング法は、以下のような感じになります。

 

  1. 触覚・視覚・嗅覚で味わう:まずは食品に指で触れて感覚を確かめるか、じっくりと表面を眺めてテクスチャーをチェック。さらには香りもじっくりと楽しんでみる。最低でも5分は続けて欲しいところ。ACTのような第三世代の認知行動療法では、レーズンを使ってトレーニングを行うことが多いですね。


  2. 自分の感覚をチェックする:続いて、食品によって自分のなかに起きた変化をチェック。ツバがわいたり、空腹感が増したり、過去の記憶がよみがえったりと、いろんな感覚の変化が起きているはずですんで、それらを5分かけて観察していきましょう。


  3. 食品を口に入れる:ここでようやく食品を口に入れますが、慌てて噛んではいけません。食品を舌で転がしつつ表面の感覚をチェックし、続いて自分の感覚がどう変わったかを観察しましょう。目を閉じて口のなかの感覚だけに意識を向けるといい感じ。


  4. 噛んで飲み込む:最後にようやく食品を噛んで飲み込みます。当然、この段階でも歯やノドの感覚に意識を向け続けるのがポイント。ここまでのステップを、10〜15分ほどかけて行いましょう。

 

非常にシンプルなトレーニングですが、実際にやってみると慣れるまでは超大変です。いかに普段の自分が無意識に食事してたかを痛感する感じ。わたしは基本的に早食いなんで、いまだに上手くマインドフルな食事ができておりません。たぶん、子どものころに貧しかったせいだと思います(笑)

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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