人間ドックに行ったら「脳に出血の跡が……」と言われて盛大にビビった話
こないだ、小石川にある「春日クリニック」って人間ドックに行ったんですよ。やっぱオッサンになったら定期的にガッツリチェックしとかねばと思いまして。
で、2週間後ぐらいに届いた結果はおおむね良好で、血液検査は特に問題なし。始めた受けたアミノインデックスの結果も以下のような感じでして、とりあえずは一安心と申しますか。
ただ、生まれつき悩んでいるアレルギーについてはやっぱまだまだでして、もはや「決定的な治療法が出るまでは、うまい具合に共存を考えていくしかないな……」って気分になっております。
ということで安心してたら、数日後に担当のお医者さんから電話があって、「脳スキャンをよく見たら怪しい影がありまして‥…」と一言。なんでも脳の下垂体あたりに腫瘍っぽいものが見えるらしい。ギャー!
そこで、担当医さんが書いてくれた紹介状を片手に順天堂病院に出かけて、さっそくCTをガンガン取りましたところ、結果は「ラトケのう胞」というものでありました。これがどんなものかというと、
- 下垂体にできる腫瘍の一種で、小さな袋に汚い液体がたまっている
- 胎児期に存在する小さな組織が由来で、本当は生まれてからすぐに消えるが、まれに成人になっても残り続ける人がいる。つまり奇形の一種
- ラトケのう胞は、40年かけて内部に粘液をためて大きくなってきた。いまの状態からさらに5mm大きくなると下垂体を圧迫する
- 袋が破れて粘液が外に出ると、下垂体に炎症が起こる。いったんこうなったら治すのは難しい
だそうです。なんか書いててヘコんできましたけど、とりあえずは良性腫瘍なんですぐに手術する必要なないみたい。ほっ。
ただ怖いのは袋が破れて炎症を起こすケースで、なにせ下垂体といえば成長ホルモンやら甲状腺刺激ホルモンといった超重要な物質を分泌する器官ですから。ここがダメージを受けたら、おそらく疲労感でなんもやる気が出なくなるんじゃないかと。
では、具体的に袋が破れる可能性はどれぐらいあるかと尋ねてみたところ、「100人に1人ぐらいですねー」とのことでした。あれ?意外と確率高くない?とか思いましたが、無闇に悩んでも仕方ないのでとりあえず定期的に脳をチェックしていくこととなりました。
で、要するにこの話で何が言いたいかというと、「どんなに健康に気をつけてても、やはりオッサンは人間ドックに行った方がいいよ!」ってことです。特に腫瘍については運の問題が大きいんで、油断なさいませぬようにー。