パソコンの壁紙を変えるだけで集中力と創造力をアップさせる方法
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/08/blog-post_9.html
「赤い壁紙のPCで作業すると集中力が上がるよ!」ってなブリティッシュコロンビア大学の研究(1)が面白かったのでメモ。
これは600人を対象にした調査でして、赤色と青色を見たときに人間の認知機能が変わるかどうかを調べたんだそうな。そのために、実験では赤い壁紙と青い壁紙のPCで認知テストをやってもらったところ、
- 赤い壁紙で作業したグループは記憶や細部に注意する能力が上がった(単語のスペルとか句読点の位置とか)
- 青い壁紙で作業したグループは創造性が上がった(レンガの新しい使い方をできるだけ考えたりとか)
って結果になったそうな。研究者いわく、
もし文字校正のように記憶力を必要とする能力を上げたいなら、使うべき色は赤だ。しかし、新製品の会議や若者の喫煙を防ぐための新しい解決作を思いつきたいなら、青い色の部屋で行うべきだろう。
とのこと。なんで赤い色で集中力が上がるかまでは書いてないんですが、昔から色彩心理学では赤は警戒心を呼び起こす色と言われてますんで、そのへんが原因なのかなーと思います。
ちなみに、赤と青に関する研究は他にもいろいろあって、特に面白いのがスポーツの色と勝率について調べたダーハム大学の研究(2)。これによると、ボクシングやレスリングなどの格闘技では、赤いユニフォームを着た選手のほうが、青いユニフォームの選手よりも60%も勝つ確率が高かったんだとか。やっぱ赤は闘争心をかき立てる色なんでしょうねぇ。
というわけで、わたしも今後は記事校正が必要な場面では、PCの壁紙を赤に変えてのぞみたいと思います。