痩せるための運動は筋トレの方が有利だと思う2つの理由
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/08/blog-post_71.html
以前に「どんなにヒマでもランニングをしてはいけない6つの理由」なんて話を書いたように、ことダイエットに関しては、わたしは有酸素運動にはあまり賛成しないスタンスを取っております。その理由はと申しますと…
筋トレのほうが痩せるってデータが多い
確かに有酸素運動は脂肪を燃やす効果があるんすが、最終的には筋トレのほうが体脂肪は減りやすいってデータが多く出ております。代表的なのは1999年論文(1)で、肥満の被験者を以下の3グループにわけたんですな。
- 食事制限のみ
- 食事制限+筋トレ
- 食事制限+有酸素運動
すると、12週間後の結果はこんな感じに。
- 食事制限のみ 体脂肪6.6kg減
- 食事制限+筋トレ 体脂肪9.6kg減
- 食事制限+有酸素運動 体脂肪7kg減
筋トレ圧勝。逆に有酸素運動の頼りなさが浮き彫りになっております。
有酸素運動はEPOCが少ない
EPOCは運動の後も代謝のアップが続く現象で、この状態に入るとじっとしてても脂肪が燃えることになります。この効果について調べたのが2002年論文(2)でして、被験者に31分の筋トレをやってもらったところ、なんとEPOCが38時間後まで続いたとか。月曜の朝に筋トレをした場合、火曜日の深夜まで代謝は上がったままなわけですね。
もう1つ、2005年の研究(3)では、筋トレと有酸素運動の効果をくらべたんですが、その結果、EPOCが高まる順番は以下のようになりました。
- 筋トレのみ
- 有酸素運動の後に筋トレ
- 筋トレの後に有酸素運動
- 有酸素運動のみ
というわけで、ここでも筋トレの勝利であります。
まとめ
そんなわけで、時間をムダにせずに痩せようと思ったら、個人的には以下の順番で時間を費やすことをオススメします。- 栄養バランスを整える!
- 筋トレ!
- 筋トレの時間がないときはHIIT!
- もっと時間がある人はウォーキング!
こんな感じ。ランニングのような長時間の有酸素運動は、マラソンに出たい人以外は不要じゃないかと思う次第です。
credit: Jake Stewart via FindCC