よく働いてチームを成功に導く人の奥底には「罪悪感」がある
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仕事が好きなのは良いことですが、実はよく働く人の奥底には「罪悪感」があるケースが多いって論文が(1)。
これはカーネギーメロン大学の実験でして、被験者たちの性格を調べた上で、彼らの会社での業績と評判を調べたもの。その結果、罪悪感を持つことが多い人ほど、
- 罪悪感が薄い同僚よりもより多く働く
- よりリーダーシップを発揮する
- チームの成功に貢献する
- でも、自分より有能な人とは働かない
といった傾向が見られたらしい。どうも、罪悪感が強い人は他人をガッカリさせることを恐れるもんで、結果的にワーカホリックになっていきやすいそうな。
研究者いわく、
自分の行動が他人の幸せを妨げるのが不安なため、罪悪感の強い人たちは、罪悪感が薄い人たちよりもより働くようになる。(中略) また、罪悪感は非倫理的な行動を減らす作用がある。そのため、罪悪感が高い人ほど誠実で、他人の成果を利用することはなく、他人の幸せのために自分の金銭的な成果を犠牲にすることもある。
とのこと。他人からは良い人に思われそうですが、本人にとってはストレスが大きい感じですねぇ。
もっとも、恥を感じるよりも罪悪感を持つほうが人生は上手くいくって話もありますし、罪悪感にともなう誠実性の高さは成功の重要な要素とも言われております。「WOOPの法則」で有名なガブリエル・エッティンゲン博士の実験によると、罪悪感の強さを「倫理観の高さ」だと信じるのが大事らしいので、罪悪感にお悩みの方はお試しください。
credit: André Ramos via FindCC