メンタルを病みまくるヤバい性格「隠れナルシシスト」を測る23問
「隠れナルシシストを測る23問!」って研究(R)がおもしろかったのでメモっておきましょう。
隠れナルシシストってのは、ナルシシズムの一形態で、簡単にまとめると、
- 本当は自分が大好きなくせに、その特徴を隠そうとするナルシシスト
みたいになります。そのため、隠れナルシシストは、はためからは内向的、照れ屋、無欲な人物のように見えるんだけど、内面では「賞賛されたい!」「注目されたい!」みたいなモチベーションが煮えたぎってるんですよ。
結果として、隠れナルシシストは、以下のような特徴を持っているケースが多めだったりします。
- 恥ずかしがり屋で内向的
- 自意識過剰
- 不安感が強め
- 防衛本能が強め
- 他人からどう思われるかに敏感
- 批判に超弱くて敏感
- 人を見下すような発言や皮肉が多い
- 冗談に見せかけて他人をけなす
- 自分を卑下する
- 他人に責任を転嫁する
- 明確なメリットのない社会的状況や人間関係を避ける
- 自分の欠点や失敗を他人に見られることを深く恐れる
こういった特徴を持つせいで、隠れナルシシストな人たちは、他のタイプのナルシシズムよりも、うつ病や不安症、虚無感を併発するリスクが高いと言われてたりします。必要以上に失敗を恐れるくせに、他人からの賞賛を求めまくるので、自分の期待と現実が一致せずに悶々としちゃうんですよ。
こうなると、「自分はどれぐらい隠れナルシシストなんだろう?」ってあたりが気になりますが、ここで研究チームは、23問で構成された診断テストを開発してくれております。過去のナルシシズム研究をベースに質問を組み立て、約450人を対象に診断の精度をチェックしたものです。
テストの内容は簡単で。それぞれの質問に対して、の5段階で点数をつけていけばOKであります。
- まったく当てはまらない
- 当てはまらない
- どちらでもない
- 当てはまる
- とてもよく当てはまる
隠れナルシシストを診断する23問
- 私は、自分の個人的なこと、健康状態、心配事、他人との関係性について、完全に没頭して考えてしまうことがあります。
- 嘲笑や他人の軽口で、私の気持ちは簡単に傷ついてしまう。
- 部屋に入ると、他人の視線を感じ、自意識過剰になることがある。
- 他人と手柄を共有するのが嫌いだ。
- 他人のことに気をまわす余裕がなく、自分のことで精一杯だ。
- 自分は気質的に普通の人とは違うと感じている。
- 他の人の発言を個人的に解釈することが多い。
- 自分のことに夢中になって、他人の存在を忘れてしまう。
- 私は、少なくともその場にいる人の一人から評価されることが分かっていないと、集団のなかにいることが嫌いだ。
- 他の人が悩みを打ち明けてきて、「時間をください」「同情してください」と言われると、内心「気後れ」したり「迷惑」に感じたりする。
- ルックスが良い人に嫉妬してしまう。
- 批判されると屈辱的な気分になりやすい。
- なぜ、他の人は私の良さをもっと認めてくれないのだろうと思う。
- 私は他人を「すごい」か「ひどい」かのどちらかで見る傾向がある。
- 理由もわからず、暴力を振るう妄想をすることがある。
- 成功や失敗には特に敏感だ。
- 誰もわかってくれないような悩みを抱えている。
- 私はあらゆる手段を使った他人の拒絶を避けるようにしている。
- 私が内面に隠した思考、感情、行動を知ったら、友人は怖がるかもしれない
- 私の人間関係は、相手への「憧れ」と「軽蔑」を交互に感じるようなものになりやすい。
- 友人と一緒にいても、とても孤独で不安な気持ちになることがよくある。
- 自分に欠けているものを持っている人を恨む。
- 敗北や失望を感じると、たいてい私は恥や怒りを感じるが、それを見せないようにしている。
採点が終わったら、すべてを合計してみましょう。今回の研究では、学生たちの平均点は60点台半ばだったそうで、あなたのスコアがこの範囲に収まっていれば、隠れナルシシスト度は普通だと言えるでしょう。
逆に、合計スコアが40点以下なら、隠れナルシシスト度はかなり低め。もしスコアが82点以上であれば、隠れナルシシスト度はかなり高め。97点以上であれば、自分はかなりヤバめな隠れナルシシストだと自覚したほうがいいかもしれません。どうぞよしなにー。