「エモフィリアテスト」で自分が恋愛体質なのかどうかをチェックしようぜーみたいな話
今回は「エモフィリア」の話です。これについては過去に書いたことがありまして、ざっくりどんな特性かをまとめておくと、
- 恋に落ちるスピードが速い:とにかく出会ってすぐに恋愛感情を抱く。
- 頻繁に恋に落ちる:恋愛感情を繰り返し抱く。
- 相手を美化しやすい:まだ出会って間もないのに、相手を「最高の人だ!」とか思いがち。
- 慎重さに欠ける場合がある:通常の恋愛で行われる「相手の品定めプロセス」を省略しやすい。
みたいな特徴を持った人たちのことを意味します。この性質を持つ人は、マッハで強い恋愛感情を抱き、その高揚感を何度も求める傾向があるんですな。
というと、エモフィリアに対して「寂しさを埋めたいんだな」とか「深い絆を求めているんだな」といった感想を持つかもですが、研究によると、このタイプは「新しい恋愛の興奮や喜びを味わいたい!」「スリルを追い求めたい!」ってのがメインの動機になってるらしい。とにかくテンションが高い状態を追い求める性質があるわけっすね。
で、新たにエモフィリアについてまとめた最近のレビュー(R)を読んでみますと、エモフィリアといっても必ずしも悪い性質ではなく、メリットとデメリットがあるんだそうな。簡単にまとめてみると、
- エモフィリアのポジティブなところ
- 恋愛の喜びを感じやすい:恋愛初期の高揚感を繰り返し体験できるので、恋愛が人生に大きな幸福感をもたらすことが多い。
- 情熱的で魅力的:新しい出会いに積極的で、パートナーに対して全力で愛情を注ぐことができるため、モテやすい。
- エモフィリアのネガティブなところ
- 不健全な関係に陥りやすい:慎重さに欠けるため、相手の「赤信号」を見逃しやすく、ナルシシストやモラハラ傾向のある人に引き寄せられることがある。
- 浮気や不安定な関係のリスク:恋愛感情を頻繁に抱くため、浮気や短命な関係に陥りやすい傾向がある。
- 感情的な消耗:繰り返し恋と破局を経験するので、感情的な疲労や傷つきを感じることがある。
みたいになります。なので、エモフィリア傾向が強い人は、自分自身がどれぐらいエモフィリア度が高いのかを知ったうえで適切な判断を下すと、うまく使いこなせるようになるかもですな。
では、自分のエモフィリア度はどんなもんかってことで、上記のレビューなどでは、「エモフィリアスケール(EPS)」を使うことが多め。自分のレベルがどんなものかが気になる方は、以下の10問に答えてみてくださいませ。
- 採点方法
- 「強く不同意」= 1点
- 「不同意」= 2点
- 「どちらでもない」= 3点
- 「同意」= 4点
- 「強く同意」= 5点
- 私は簡単に恋に落ちます。
- 私は恋愛感情が非常に短い時間で芽生えます。
- 私はすぐに恋愛のつながりを感じます。
- 恋に落ちる感覚が大好きです。
- 私は恋に落ちるタイプの人間です。
- 私は同時に複数の人に恋愛感情を抱くことがよくあります。
- 私は同時に複数の人を愛したことがあります。
- 私は頻繁に恋に落ちます。
- 私はよく考えずに恋愛関係に飛び込む傾向があります。
- これまでの人生で何人に恋をしたことがありますか?(回答例:0人 = 強く不同意、1人 = 不同意、2人 = どちらでもない、3人 = 同意、4人以上 = 強く同意)
採点が終わったら、すべての点数を計算してください。その上で、各スコアを以下の基準で解釈します。
- エモフィリア度は非常に低い(10~19点): 恋愛に対して非常に慎重で、感情的な奔放さはほとんど見られません。相手をじっくり見極める傾向が強いです。恋愛のスリルよりも安定性を重視します。
- エモフィリア度は低~中程度(20~25点): 恋愛において一定の慎重さを保ちながらも、適度に感情的な側面を楽しむタイプ。安定と刺激のバランスを取る傾向があります。
- エモフィリア度は中~高程度(26~30点): 恋愛に落ちやすい性質が見られ、相手とのつながりを迅速に感じることが多いです。時に感情に流されやすい面もあります。
- エモフィリア度が高め(31~39点):感情的に恋愛にのめり込みやすく、頻繁に恋に落ちる傾向があります。慎重さが欠ける場合があり、不健全な関係に陥るリスクもあります。
- エモフィリア度は非常に高め(40~50点): 感情的な奔放さが非常に強く、恋愛における衝動性が際立っています。相手を選ぶ慎重さがほとんどなく、恋愛トラブルやリスクの高い行動に陥る可能性が高いです。
もちろん、このスコアはあくまで目安で、恋愛傾向を完全に決定づけるものじゃない点はご注意ください。高スコアだからといって必ず問題があるわけではないんで、あくまで自己認識の一助として使ってくださいませ。もしエモフィリア度がめっちゃ高かったとしても、「すぐに恋に落ちる癖」を認識し、どのような状況で自分が恋に落ちやすいのかを把握できれば、それだけでも対策になりますんで。