「自然セラピー」完全ガイド#2「あなたに向いている自然セラピーとは?」
https://yuchrszk.blogspot.com/2026/02/2.html
ということで、昨日のエントリでは、
- 自然セラピーには効果があるけど、人によって効果が違うから、適したものを選ぶと良いよー
って話をしたわけです。その上で、「自然セラピーの効能を左右する要因」をチェックしたんですが、これだとまだ「自分はどういう方法に向いているのか?」が判断しづらいんで、そこらへんを見てみましょう。
ってことで、「自分に適したセラピーはどんなものか?」を考えるにあたり、まずは前回の「自然セラピーの効果を左右する11因子」を確認し直してみましょう。前回のリストをもとに「効果が出やすい人の特徴」をまとめてみたので、まずは以下を見て、自分にとって重要そうな因子を考えてみてください。
| 因子 | 効果が出やすい人の特徴 |
|---|---|
| 社会的要素 | 孤独感が強い人、人とのつながりが欲しい人。孤独感を抱えている人や社会的つながりが希薄な人は、グループ型の自然セラピーでメンタル改善効果が高まりやすい。特に高齢者やうつ症状のある方は、「他者との関係性」が癒しのカギになることが多い。 |
| 身体活動 | 運動不足の人、身体を動かすきっかけが欲しい人。運動不足の人や活動性が低い人にとっては、NBIを「身体を動かすきっかけ」にすることで、効果が倍増しやすい。 |
| 年齢 | 子ども、高齢者、それぞれに適したNBIがある。なので、子どもには「自然遊び」や「自然教育」が効果的で、高齢者には「園芸療法」や「ケアファーミング」が向いている。また、中高年には、森林浴やグリーンエクササイズなど、中強度の自然体験がバランスがよい。 |
| 自然とのつながり感 | もともと自然が好きな人、自然に親近感を持っている人。自然好きな人は、森林浴やネイチャーセラピーとの相性が良い。一方で、自然にあまり関心がない人には、まずは軽めの環境ボランティアなどから始めるのが効果的。 |
| 継続時間と頻度 | 慢性ストレスや中長期の症状がある人。特に慢性的なストレスやうつ傾向のある人には、定期的・継続的な実施が特に重要となる。時間がとれない人は「マイクロ自然体験(例:通勤前の5分公園ウォーク)」など、日常の隙間で頻度を稼ぐ工夫をすると吉。 |
| 性別 | 女性は感受性が高く、共感的な自然活動に親和性があることも多い。なので、女性は森林浴や園芸療法との親和性が高いケースも多い。 |
| 抑うつ症状の重さ | 中〜重度の抑うつ症状を抱える人。一般的な心理治療と同じく、「軽症」より「中〜重症」の方がNBIの変化を実感しやすい可能性がある。逆に、軽度のストレスには、自然だけでは効果が見えづらいことも。 |
| 自然環境のタイプ | 森・水辺などに行ける人、または都市部に住む人。都市部在住の人は、アクセスしやすい場所(街路樹のある公園など)でも一定の効果があるが、より深いリラックスやリセット効果を求める場合は、森林や水辺といった没入感のある環境が有利。 |
| モチベーション・好み | 継続が苦手な人、自分の興味に合った活動でないと続かない人。治療への主体性が低い人や、継続が苦手な人は、「好き・興味ある・やってみたい」と思えるNBIを選ぶとドロップアウトが減る。なので、インドア派なら「植物観察アプリでバーチャル自然体験」から入るのもアリ。 |
| 挑戦体験 | 自己肯定感が低い人、タフさを身につけたい人。自己肯定感が低い人やうつ傾向のある若者などには、アドベンチャーセラピー的なNBIが効果的。逆に、エネルギーが枯渇しているときは負荷が強すぎることもあるので注意。 |
| 自律性・スキル獲得 | 高齢者、退職者、学び直し・生きがいを求めている人。高齢者や退職後の人には、「役割のある活動」(例:農作業、環境保全ボランティア)が特に効果的。また、学び直しや生きがいづくりをしたい人にとっては、スキル獲得型のNBIが精神的な充足感につながりやすい。 |
また、もう少しざっくり決めてみたいという方は、昨日のエントリで紹介した「13種類の自然セラピー」を参照しつつ、自分の目的にそったものを見つけてみるのもおすすめです。
| 自分のタイプ | 向いている自然セラピー |
|---|---|
| 静かな時間をひとりで過ごしたいタイプ | 森林浴、自然観察、ブルースペース |
| 誰かと一緒に活動したいタイプ | 園芸療法(グループ)、自然教育、ボランティア |
| 体を動かすのが好き | グリーンエクササイズ、アドベンチャー |
| 動くのはちょっとしんどい… | 自然映像の視聴、軽い園芸や観察 |
| 手を動かしてモノを作るのが好き | 園芸、ケアファーミング |
| 社会貢献や自然保護に興味がある | 環境ボランティア |
こんな感じで、自分のモチベーションが続きやすいものを選ぶと、効果が出やすくなってよろしいのではないでしょうか。まあ、最悪の場合、自分にバッチリはまった自然セラピーが見つからなかったとしても、
- 通勤途中の街路樹に目を向ける
- ベランダに小さな鉢植えを置く
- 昼休みに公園で10分だけスマホを見ずに過ごす
みたいなことをやるだけでも、脳とメンタルにポジティブな影響があると思いますんで、「最近ちょっと疲れたな……」と思ったらお試しいただくといいでしょう。よろしくおねしゃーす。



