「相手が好きか」よりも、恋愛の満足度を左右するめっちゃ大事なポイントが見つかった件
「良い恋愛関係を見分けるには、何をチェックすればいいの?」って問題を調べた研究(R)がいい感じでした。
「好き」という気持ちへの確信を調べた
これはオンラインアンケートと4カ月後の追跡を組み合わせた観察研究で、チームは488人の男女を集め、それぞれに「自分のパートナーにどんな感情を抱いてますか?」と質問。その際に、パートナーの印象を、
- ネガティブか、ポジティブか
- 嫌いか、好きか
- 好ましくないか、好ましいか
といった3つの項目で評価してもらったんだそうな。ざっくり言えば、パートナーへの好意の強さを数値化したわけですね。
でもって、これに加えて、
- 「そのパートナーへの評価にどれぐらい確信がありますか?」とも尋ねる。
- 4カ月後にも関係満足度やメンタルなどを調べる。
みたいな作業を実施。これで、相手への好意と、その気持ちへの確信が、その後の関係満足度や心身の状態とどう結びつくかを調べております。
その結果、なにがわかったのかと言いますと、
- パートナーを好意的に評価する人ほど、関係満足度が高い傾向が認められた(これは当然でしょうな)。
- しかし、より重要だったのは「確信度」で、同じぐらい相手を好きだと答えた人でも、その気持ちへの確信が強い人ほど関係満足度が高く、人生満足度も高かった。
- さらに、「自分の気持ちへの確信が強い人」ほど抑うつや不安が少なく、睡眠状態や社会的な機能も良好だった。
って感じだったそうな。つまり、
- 「パートナーが好きだ!」と言える人は、もちろんパートナーとの関係がいい
- しかし、それだけではなく、「私は本当にこの人が好きだと確信している」とこまで行っている人ほど、恋愛のポジティブな効果が強く表れやすい
みたいな話ですな。たんに好きなだけじゃなくて、 相手との関係性への確信がめっちゃ大事なんだ、と。
確信の揺らぎは「関係悪化の初期サイン」かもしれない
ちなみに、この研究では、
- 実験期間の4カ月間で確信度が下がった人は、パートナーへの好意的な評価も低下する傾向があった。
みたいな結果も出ております。研究チームは、この結果をもとに「パートナーに対する確信の揺らぎが『関係悪化の初期サイン』になるかもしれない」と言ってまして、確かに表面的な好意が低下する前に、まず「本当にこの人でいいのか?」という迷いが増え始めることはありそうですな。
ただし、この結果だけ見て「確信が揺らいだら別れるべきだ!」と考えるのは早計でしょう。恋人にイラッとした翌日に「本当にこの人でいいのか?」と思うこととかは、誰にでもありますからね。仕事のストレスや睡眠不足でも、相手への評価は変わるもんですし。
なので、ここで研究チームが「チェックしたほうがいいんじゃない?」と考えているのは、その日の感情よりも、数週間から数カ月にわたる変化であります。具体的には、
- 最近、相手への気持ちを以前より疑うようになった
- 「好き」と言いながら、自分でもしっくりこない
- 将来を考えるたびに迷いが強くなる
- 良い点を思い出そうとしても、確信が持てない
といった状態が続くかどうかですな。もしこのような状態に心当たりがあるのなら、「関係の土台に何か問題が起きている?」と自問してみる価値はあるでしょう。
まぁ、当然ながら、これは観察研究でしかないので、「確信を高めればメンタルが改善する」とまでは言えず。むしろ、安心して話せるとか、約束を守るとか、意見の違いを修復できるといった日々の経験が積み重なるほうが、結果として「この人で大丈夫だ」という確信が育つんでしょうね。
ってことで、恋愛関係を振り返る際は、「相手が好きか?」だけでなく、「私は、その気持ちをどれぐらい確かだと思っているだろう?」って問いを自分に投げてみるのもよさそうであります。



.jpg)
