ストレスを感じたときは、とりあえず自然の写真を見とくと副交感神経が優位になるみたい
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以前に「自然の中を歩くと幸福になる!」ってデータがありましたが、新たに「自然の写真を見るだけでもストレス激減!」って論文(1)が出ておりました。
これはアムステルダム自由大学の実験で、60名の学生を対象にしたもの。まずは全員に自律神経のモニターを着けてもらいながら、複雑な数学の計算を解いてもらったんだそうな。
そして、みんなのストレスが高まったところで、モニタに以下のような写真を表示したんですな。
写真のうち半分は自然が少ない町中の風景で、残りは緑が多い公園のイメージがメインですね。特に壮大な自然の風景を使っていないのが、この実験のポイントであります。
すると、緑が多い写真を見た参加者だけに、
- 副交感神経が活発に!
- 心拍数も低下!
といった変化が出たそうな。ご存じのとおり、副交感神経は体をリラックスさせる自律神経。瞑想やヨガでも、副交感神経の働きが高まることが知られております。
ただし、計算を解く前に自然の写真を見てもリラックス効果は現れず、参加者の交感神経は高ぶったままだったみたい。ストレスを感じた直後に見ないと意味がないわけですね。
研究者いわく、
自然の写真をちょっと見ただけでも、ストレス解消に役立つかもしれない。それも、この効果を得るには、雄大な自然の光景自然界の音や匂いも必要がない。この事実には驚かされた。
とのこと。どんなにショボくてもいいから、とにかく緑が多めの写真を見るのがいいみたいっすね。
そんなわけで、スマホの待ち受けやPCの壁紙を自然の写真にしとくと、かなりお手軽なストレス解消法になっていいかも。というか、わたしの待ち受けは、ここ数年ずっと葉っぱの画像です。