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頭が良くなりたければ靴をぬいで走るべし!みたいな研究

Movement

 

2015年に「木のぼりで頭が良くなる!」って実験が あったんですが、こんどは同じ研究チームが「裸足で走ると頭が良くなる!」って論文(1)を出しておりました。

 

 

これはノースフロリダ大学の実験で、72名を対象にしたもの。全員を以下の2グループにわけて、15分のランニングをしてもらったんだそうな。

 

  1. 裸足で走る
  2. シューズで走る

 

その後、全員に認知テストを行ったところ、

 

  • 裸足で走ったグループはワーキングメモリの能力が16%アップ!

 

って結果が出たらしい。結構な違いが出てますねー。

 



ワーキングメモリは短期的に情報を処理する機能でして、この能力が上がるほど学校のテストの成績が上がったなんて報告もあったり。仕事ができる人はワーキングメモリの機能が高いなんて報告もありまして、いろいろと社会的な成功には役立つ能力なんですな。

 

 

研究者いわく、

 

ときおり、小さなことが大きなインパクトをもたらすことがある。今回の実験は、楽しみながら頭を良くする方法があることを示している。靴をぬいで走りだすだけで、わたしたちはより賢くなれるのだ。

 

とのこと。確かに15分のランニングで頭が良くなるってのは手軽でいいですねぇ。

 

 

そんなわけで、ワーキングメモリを上げる方法としては、他にも緑茶とか瞑想とかが有名なんですが、ベアフットランニングもかなり有力かも。ただし、効果量でいえば「木のぼり」のほうが上なので、「裸足で木にのぼるのが最強の脳トレだ!」って結論になるのかもしれませんが(笑)


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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