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散らかったデスクは思考をクリアにするが、性格をだらしなくする

 

2012年に「散らかったデスクはあなたの思考をよりクリアにしてくれる!」って記事(1)がありましたが、

 


そこから、さらに踏み込んで「散らかったデスクは思考をクリアにするが、性格をだらしなくする!」という研究(2)が出とりました。



実験によれば、片づいたデスクで作業をした学生は、汚いデスクで作業をした学生にくらべてチャリティに寄付する確率が上がり、不健康なジャンクフードを避けるようになり、その結果として幸福度もアップしたらしい。



一方で、汚いデスクで作業をした学生は問題解決力がアップしたそうで、このあたりは2012年の研究と同じ結果であります。



そんなわけで、汚いデスクと片づいたデスクには、それぞれの利点と欠点があるわけですな。創造性を取るか、幸福度を取るか



難しいチョイスですが、例えば「難しい仕事に挑む前はデスクを散らかしておいて、仕事が終わりに近づいたらデスクを片付ける」ってやり方なら、いいとこ取りができそうな気も。どうなんすかねぇ。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。