ラードを顔に塗る美容法が流行りつつあるみたい
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/12/blog-post_25.html
ここんとこ、アメリカではラードを使ったスキンケア商品が立て続けにリリースされまして(1,2)、軽く話題になっております。
ブタの脂を顔に塗るというと抵抗がありそうですが、漢方の世界では昔から傷薬に使われてた材料ですし、日本でもラードは医薬品に指定されてまして、肌への効果に関してはそれなりに定評がある感じなんですな。
その理屈としては、
- ラードの脂がヒトの肌の脂に近い:ラードは約5割が飽和脂肪酸でできてまして、ヒトの細胞膜にとても近いんですね。そのため、ラードは肌に吸収されやすく、お肌の健康を保ってくれるんだそうな。
- ラードにはビタミンが豊富:ラードには、ビタミンA・D・Kといった脂溶性ビタミンが多く入っているうえに、炎症を抑える効果のある共役リノール酸も豊富。いずれも植物性のオイルには少ない成分でして、このあたりもメリットなんだとか。
といった感じ。なかなか説得力がある話ですが、個人的には、肌の健康については乾燥を抑えるのが第一だと思ってまして、「肌から有効成分が吸収される」といった説に関しては少し疑ってまります。なので、この点については態度を保留しておきたいところ。
ただ、ラードには余分な殺菌剤や抗炎症剤が入ってないので、保湿クリームとして試すのは十分にアリかと思います。ちょっと検索してみたら、パレオダイエットの世界でも愛用者は少なくないようで、料理用のラードを顔に塗っている人もチラホラ。具体的には、
わたしは料理用のラードを使ってるわ。顔と首に少しだけ塗るの。臭さを感じたことはないわね。定期的に使ってるけど、肌の調子は最高よ。ラードは髪に塗ってもいいっていうから、試してみるつもり。
小ジワが消えて、肌のツヤも良くなりました。以前はおデコが日焼けで変色しちゃってたんだけど、ちょっと白くなってきたし。
とのこと(3)で、体験談を読む限りはなかなか良さげではあります。うーん、試してみるか…。
credit: mikewarren via FindCC