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星のや軽井沢さんで2日ほどダラダラしてきた話


こないだ北軽井沢のキャンプ場に行ったついでに、わりと近所にある星のや軽井沢さんにも行ってみました。キャンプ場から車で20分ぐらいの場所でして、寝袋と薪ストーブの宿泊から一転してゴージャス系の旅館に移動した形っすね。宿泊費で言えば倍以上の開きがありますな。

 

 

 

まずは施設を概観して見ると、フロントを抜けた先にオサレなレストランがどーん。

 

 

で、宿泊練は城下町みたいになってて、大きな池を和式の一軒家が取り囲む形になっております。

 

 

さすが星のやというか、自然を取り込んだデザインがうまいっすねぇ。

 

 

文豪を気取って橋のたもとで読書をするわたくし。が、肌寒かったので5分で切り上げました。

 

 

で、室内は秀吉の茶室を上品にしたようなデザインで(わかりにくい例え)、下品になりすぎないレベルのゴージャス感。デザイナーさんの技量がすごいぜ……。

 

ちなみに各室に内風呂がついてますけど、近所には「トンボ湯」っていう温泉施設と、「メディテーションバス」という大浴場が2つ備わってたりします。メディテーションバスは、薄暗い温泉でマインドフルになりましょう!みたいな発想の施設になってました。2005年の創業で瞑想用の施設を作ってたのはすごいっすね。

 

 

夜中は館内の和食屋さんで食べたり、近所にあるフレンチをいただいたりしました。ここにはオサレな食事どころがめちゃくちゃあるんで、値段に応じて選べるのがいいですな(まぁ安い店でもそれなりにしますが……)。

 

 

というわけで、さすが星のやはクオリティ高いなーとか思ったわけですが、私の個人的なメンタルの問題として、

 

  • 星のやに行くと、いつも「なんでこんな従業員がちゃんとしてるのだろう? モチベーションの管理とかどうしてるのだろう?」みたいなことを考えてしまい、なんなら就職して理由を探りたくなる
  • 「この宿は軽井沢の他の宿と比べてどういうポジションを狙ってるんだろう?」みたいなことも気になってしまい、なんなら就職して理由を探りたくなる
  • スタッフさんの質が高いので、逆に緊張する
  • 高度に意図的に管理された環境に身を置くと、逆に緊張する

 

ってのがありまして、いつもあんまりリラックスして滞在できないんですよね。ディズニーランドに行ってもそうなんですが、ああいう高度に管理された場所に行くと「このエントラスをあえて狭くして距離感を出してるのか……」みたいなところが気になっちゃうもんで。持ち前の貧乏性が爆発しちゃうんですよねぇ……。

 

 

そんなことで、私の場合は高級旅館に行くと思考がグルグルして大変なんですが、そのぶんいろいろ勉強させていただきました。高度なサービスに完全に身を任せられる人には最高の宿じゃないかと。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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