歳をとって記憶力が下がるのをふせぐジュースが見つかった?かもしれない件
https://yuchrszk.blogspot.com/2018/12/blog-post_16.html
「記憶力の低下をふせぐジュースはこれだ!」って研究(1)がおもしろかったんでメモ。
これはハーバード医科大学の調査で、27,842人の男女を20年にわたって追いかけた観察研究になっております。4年おきにみんなの食事をチェックしつつ、合わせて記憶力と思考力の変化も記録していったんですな。調査の開始時、被験者の平均年齢は51歳だったらしい。
でもって、この調査では定期的に以下のような質問もしております。
- 買い物リストのように短いリストを覚えるのが前より難しくなりましたか?
- テレビドラマなどのストーリーを覚えておいたり、グループ内での会話についていくのが難しくなったりしましたか?
これらのデータをすべて合わせたうえで、記憶力が衰えない人は何が違うかを調べたんですよ。
そこで何がわかったかと言いますと、
- 定期的に野菜を食べてる人は、
- 認知のトラブルが起きる確率が17%減
- 思考力が下がる確率が34%減
だったそうで、これは当然の結果と申せましょう。ただし個人的におもしろかったのが、
- フルーツの消費量は認知低下の防止とは相関が出なかった
- が、なぜかオレンジジュースだけは認知のトラブルが起きる確率が47%も低かった
ってところです。フルーツに相関がないのも意外だし、オレンジジュースだけすごい数字が出てるのも謎。不思議だなぁ。
研究者いわく、
葉菜、赤い野菜、オレンジジュースなどは、高齢男性の認知力にメリットがあるのかもしれない。オレンジジュースのメリットが確認されたのは、おもに高齢の男性がメインだった。
しかし、一般的にフルーツジュースはカロリーが高く、果糖も凝縮されている。1日に小さなグラス一杯ぐらいにしておくのが無難だろう。
ってことで、オレンジジュースだけ数字が飛び抜けてるのかは謎のままなんで、とりあえず喜んで飲み過ぎないほうが吉でありましょう。個人的には、オレンジジュースを飲むなら普通に果物としてオレンジをとったほうが良いのではないか、と。