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あなたの一生の性格は生後半年の時点ですでに決まっている

Baby

 

 ヒトの性格はどの時点で決まっているのか?

ヒトの性格は言葉を話す前から決まっている!」ってデータ(1)が面白かったんでメモ。

 

 

これはロシアの研究で、98人の赤ちゃんを対象にしたもの。生まれてから半年ぐらいの段階で、全員の両親にアンケートを行い、我が子の「気質」をチェックしたらしい。

 

 

具体的には、

 

  • 外向性:日々の活動量や、他人に微笑むかどうかなど
  • セルフコントロール力:おもちゃをガマンする能力や、ひとつのことを飽きずにできるかどうか
  • ネガティブ感情:恐怖や不安が現れやすいかどうか

 

 なんかを調べたうえで、7年後の状態とくらべたんだそうな。

 



 

 

生後半年の魂百まで

その結果をざっくり言うと、「子どもの性格は生後半年の時点で予想できる!」みたいな感じ。赤ちゃんの時点でよく笑う子は小学生になっても外向的で友だちが多いし、赤ちゃんのときにガマンが効かない子は、長じても部屋の整理ができない可能性が高かったわけですね。

 

 

また、これは7年間の研究ですが、過去には40年分のデータ(2)も存在しております。

 

 

こちらはチェコで行われた調査で、83名の男女を対象にしたもの。だいたい1〜2才の時点で全員のキャラを調べたうえで、40年後の性格をチェックしたんですな。

 

 

その結果は、

 

  • 1才のときに社交的だった子は、大人になっても外向的で人気者
  • 1才の時点でセルフコントロールがない子は、大人になってもガマンが効かない

 

みたいな感じ。「三つ子の魂百まで」などと言いますが、実際は「生後半年の魂百まで」って感じですかね。

 

 

まとめ

以上のデータを見ますと、「ヒトの性格は生後半年で決まるからジタバタするな!」とも言えますし、「人生の大事な決断は子供のときに好きだったものを基準にするといいよ!」とも言えそう。職業の選択や付き合う相手の選び方に困ったら、両親に自分の幼少期をくわしく聞いてみるといいかもですな。

 

 

ちなみに、わたしの場合は、ひとりで黙って自室で遊んでいるような子だったので、現在のように、部屋にこもって論文を読み続ける生活になったのも当然なんでしょう(笑)

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。