ロンドン大学「もっと魅力的に見られたければブサイクな友人を作れ!」
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イケメンの隣にブサメンを
「もっと魅力的に見られたければブサイクな友人を作れ!」という論文(1)が出ておりました。いやー、身もふたもないですねぇ。
これはロンドン大学の実験で、身の回りにいる人の影響により、自分の魅力度がどう変わるかを確かめたもの。具体的には、
- 参加者たちに、イケメンまたは美女のルックスを採点してもらう
- 同じイケメンまたは美女の隣に、ブサイクな男女を1人ずつ並べる
- その状態で、イケメンまたは美女のルックスを再び採点してもらう
みたいな流れだったそうな。隣にブサメンを置いた場合に、イケメンの評価はどう変わるのか、と。
その結果は想像通りで、隣にブサメンがいた状態のほうが評価がアップ。全体的に、より魅力的だと採点される確率があがったそうな。人間は比較の生き物なんで、当然の結果でありましょう。
合コンは幹事が一番カワイイの法則
が、実験はここでは終わらず、今度は以下のバリエーションで試したんだそうな。
- 同じレベルのイケメンまたは美女を複数用意する
- 複数のイケメンまたは美女に、1人だけブサイクな男女を紛れ込ませる
- その状態で、イケメンまたは美女たちを採点してもらう
すると、今度はやや結果が変わりまして、ブサメンを1人投入したことにより、イケメン全体の評価が下がってしまったらしい。おもしろいもんですなぁ。
どうしてこういう現象が起きたかと言うと、
- イケメンのなかにブサメンを投入
- ブサメンの違和感が強調される
- 脳の違和感センサーが過敏になる
- イケメンの欠点に気づきやすくなる
- 全体的なルックス評価の低下!
という作用が起きるらしい。「合コンは幹事が一番カワイイ」という定番のネタがありますが、あのテクニックの正当性が確認されたわけですな(笑)
まとめ
研究者いわく、
1対1の関係性においては、見た目が悪い人のそばにいたほうが私たちの魅力は増す。ところが集団のなかだと、私たちはより批判的になってしまうのだ。
とのこと。そんなわけで、この研究から教訓を得るとすれば、
- 2人で行動する場合は、自分よりルックスが劣った友人と付き合うと魅力度はあがる
- 3人以上で行動するときは、自分のルックスがトップでないと全体的な評価が下がる
という感じでしょうか。こんなことばっか考えてたら、気を病みそうですけどね。