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「少ない食事を何度も食べれば痩せる!」が成功しない4つの理由


食事回数を増やしたほうが痩せる」という定番のダイエット法があります。


1日に2回の食事をするよりも、同じカロリーを5〜6回にわけて食べるほうが代謝が上がって脂肪が燃えるって話でして、「P90X」や「Insanity」といった有名エクササイズでも、この方法が推奨されております。


が、実際のところ、この説はどうも怪しいんですな。以前にわたしが試したところでは、食欲がアップして逆に太っちゃったって体験もありますし、過去の研究でも、食事回数を増やしたところで代謝は上がらないって論文が多いんですよ。例えば、


  • 1988年のマウス実験では、食事のパターンを変えても代謝は変わらず、結局は食べる量が重要との結論。
  • 1997年の研究でも、「カロリー制限時に食事回数を変えて体重が減る証拠はない」と断言。こちらも、結局は摂取カロリーのほうが大事って結論。
  • 1987年の研究でも、「食事回数の変化はカロリーバランスに影響が見られなかった」とのこと。

などなど。実はかなり前に否定されている話なのに、いまだこの説が生きているのは、「ダイエット業界が間食用のプロテインバーとかを売りたいだけちゃうんか」などと、個人的に下衆の勘ぐりをしております(笑)。


上の研究成果をざっくりまとめると、


  1. 食事回数を増やすことで、代謝がアップする証拠はない。あったとしても、ダイエットには意味がないほど低いレベルの可能性が高い。
  2. 食事回数を増やすことで、体重が減るという証拠もない。
  3. 結局は、総摂取カロリーと血糖値のほうがダイエットには大事。
  4. 食事回数を増やすと、食欲と戦う場面が多くなるため、逆に総摂取カロリーが多くなりがち

といったところでしょうか。そんなわけで、やはりわたしとしては、より食欲がコントロールしやすく、代謝のアップも実証されているファスティング(プチ断食)のほうを推奨したいと思うしだいです。


photo credit: batrax via photopin cc
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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。