みんな大好き「見えないゴリラ」系動画まとめ
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/05/blog-post_6900.html
「錯覚の科学」は、人間の認知の限界について、豊富なエピソードで解説するおもしろい一冊でした。
サブリミナルやモーツァルト効果の嘘といったトピックも興味深いところですが、かの有名な「バスケとゴリラ」動画を生んだ学者の本なので、やはり選択的注意(意識を向けたものしか記憶に残らない減少)関連の話がいい感じです。
具体例を並べると、まずはもはや伝説となった選択的注意テスト動画。白いユニフォームのチームが、何回ボールをパスするかを数えるというものです。
こちらも類似のバージョン。やはり白いユニフォームのチームが、何回ボールをパスするかを数えます。
さらに知覚のあやふやさを試すテスト。一見、メガネの男性が部屋の外に出ただけのように見えるのに…。
日本では一時期「アハ体験」として話題になった系統の動画。画面のどこかが少しずつ変化していくが、たいていは気づけない。
一見なんてことのない会話シーンのようですが、実は次々と異変が起きてます。
会話の最中に目の前の相手が変わっても、意外なほど人は気づくことができないという事例。これはすごい。
そんなわけで、クリストファー・チャブリスとダニエル・シモンの伝説的な心理動画のまとめでした。「Selective Attention」で探すと、他にも個人が作ったテスト動画がいろいろと見つかって楽しいです。
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