酒は筋トレとダイエットに悪影響しかおよぼさない
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/07/blog-post_9.html
パレオダイエットでは低糖質な酒ならOKなんですが、近ごろ出た研究(1)によると、やっぱアルコールは筋肉の成長には悪影響が大きいみたい。
これは、1975〜2013年のアルコール研究をメタ解析にかけたもので、酒はタンパク質代謝とホルモンバランスを激しく乱すことがわかったそうな。
第一に、アルコールはタンパク質の分解には直接関係ないものの、タンパク質合成を抑制する働きがあるそうで、全体としてタンパク質の代謝が悪化しちゃう。これだけでも筋肉の成長には良くないわけですが、さらにアルコールはII型筋線維(もっとも成長しやすい筋繊維)のタンパク質合成を30%も減らすことがわかったらしい。いよいよ酒は筋トレに向いてない感じですかねぇ。
次に、アルコールは成長ホルモンと黄体ホルモンの両方への悪影響が大。どちらも筋肉の発達に大事なホルモンだし、特に成長ホルモンは脂肪を燃やす働きもあるので、酒はダイエットにもよろしくないみたい。また、酒はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増やすので、これも脂肪がつきやすくなる原因になるそうな。
そんなわけで、酒はたんにカロリーや糖質だけの問題ではなく、タンパク質合成とホルモンバランスの面でも筋トレやダイエットによくないって話でした。わたしはいま3カ月ほど酒を止めてますが、いまのところ何の問題も感じてませんし、やはりできるだけ酒を控えるに越したことはないみたいですねぇ。
credit: Nils A via FindCC