スタンディングデスクこそが最強の老化防止アイテムかも
ちょい旧聞ですが、「スタンディングデスクは最強の老化防止アイテムなんじゃない?」と思わせる論文(1)が出てニタニタしております。
これは、スウェーデンのウプサラ大学の実験でして、座ったままの暮らしを続ける101人の男女を対象に、テロメアの長さを調べたんですな。
テロメアは、ロープの両端に巻いてあるテープみたいなももの。染色体の端っこを守る保護キャップみたいな役目を果たしております。細胞分裂のたびに短くなる性質がありまして、テロメアが長いほど老化しにくいと言われてるんですね。
で、血液検査の結果、座る時間が短い被験者ほど、テロメアが長くなってることがわかった、と。以前にも「『座りっぱなしが寿命を縮める理由』を描いたインフォグラフィック」なんてのをご紹介しましたが、実は染色体レベルで老化を進めていたわけですねぇ。
研究者いわく、
多くの国ではエクササイズの時間数が増えていますが、同時に座る時間も増えています。(中略)わたしたちは、エクササイズを増やすよりも座る時間を減らすほうが、高齢者の健康にとっては重要だと考えています。
とのこと。もっとも、メイヨー・クリニックさんの調査では、「座り仕事の健康被害はエクササイズで防げる」って話もありますんで、どうしても座り仕事が多いかたなどは、できるだけエクササイズでダメージを減らすことを考えたほうがいいのかも。
ちなみに、わたしのスタンディングデスク遍歴は、以下が2013年9月ごろの状態。普通の机に踏み台を置いて作業しておりました。わりとすぐに作業スピード上昇の効果が出てウハウハでした。
その後、デスクの下にステッパーを置くという改良を加えて、さらに1日1万歩を目指したのが2014年2月ごろ。使用から半年ぐらいで、結構な効果を体感できました。
その後、楽天で安いスタンディングデスクが売りだされたのを知り、2014年7月ごろに購入。いまに至っております。
本当はstanddesk.coのスタンディングデスクが欲しいんですけど、問い合わせたら日本には送ってくれないらしい。トホホ。
credit: juhansonin via FindCC