痩せない体を改善する「リバースダイエット」初級ガイド
近ごろ、カロリー制限ダイエットをすると代謝が壊れて痩せなくなるって話を書きまして、さらに自分の代謝が正常かどうかを把握する方法についても触れました。そんなわけで、ここでは代謝が壊れて痩せにくくなった体を修復するための、「リバースダイエット」法について書いてみようと思います。
リバースダイエットってなんだ?
おさらいしますと、強引に摂取カロリーを減らすと、
- 痩せるホルモンが減る
- 筋肉が減る
- 運動の消費カロリーが減る
って現象が起きて、どんなに食べる量を少なくしても逆に太っちゃうことも。いったん代謝が壊れてしまうと、ダイエットが停滞するだけじゃなく、
- 慢性疲労
- うつ状態
- 脱毛
- 貧血
- むくみ
- 便秘
なんて症状が出てくるので、生活の質そのものが下がっちゃう。この状態をいったんリセットするのが、フィットネス界ではおなじみの「リバースダイエット」法であります。
リバウンドしないカロリーの増やし方
リバースダイエットのやり方は簡単で、大きなポイントは2つ。
- 摂取カロリーを増やす
- エクササイズを減らす
だけであります。といっても、代謝が壊れた状態でドカ食いをしちゃうと一気にリバウンドするんで、あくまでスローペースで増やしていくのがポイント。具体的には、
- 一週目には、1日20グラムずつ炭水化物の量を増やしていく
- 二週目にも、さらに1日20グラムずつ炭水化物の量を増やしていく
- 三周目には、1日に炭水化物を15グラム、脂肪を5グラムずつ増やしていく
ってペースが基本になります(1)。「ダイエット中なのにカロリーを増やすなんて!」と思うかもですが、これぐらいジリジリと増やしていけば、リバウンドせずに再び体が脂肪を燃やすようになるので、最終的には体脂肪の量が減ることになります。
リバウンドしないエクササイズの減らし方
カロリーを増やすと同時にエクササイズを減らすのも、代謝を元に戻すための大事なポイント。具体的には、
- 一週目には、いままでのエクササイズ時間を10分減らす
- 二週目には、エクササイズ時間を1日30分までにする
- 三周目には、エクササイズ時間を1日20分までにする
といった感じ。運動をしないと不安になる方も多いですが、これも甲状腺の機能を修復して、脂肪燃焼ホルモンの量を増やすための大事なプロセスなんで、涙を飲んでゆっくりと体を休めてやってください。
まとめ
そんなわけで、代謝が壊れた方にオススメしたい「リバースダイエット」でした。ダイエット中にカロリーを増やすのは抵抗がありそうですが、代謝が壊れちゃうと気分も沈んで毎日の生活がツラくなっちゃうだけなんで、ぜひお試しくださいませ。