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そもそも運動前のストレッチは必要なのか?


ちょい前に「筋トレは体の柔軟性をアップさせる」って話を書いたんですが、そこで思い出したのが、「そもそもストレッチって必要あるの?」について調べた研究(1,2,3)。いずれも、過去に行われた実験を調べ直した系統的レビューでして、ストレッチとケガの関係について、かなり信頼がおける結論を出しております。


で、これらの論文の結論は、いずれもエクササイズの前にストレッチをやっても、運動中のケガをふせぐ役には立たないというもの。もちろん、体操のように柔軟性が必要な競技の前なら意味はあるんでしょうが、それ以外のスポーツにおいてはストレッチの重要性は薄い模様。




その原因として考えられるのは、第一に、そもそもストレッチをしても筋肉には大した影響がない点。1997年の実験(4)では、ストレッチをすると、確かに柔軟性は上がったものの、筋肉の特性にはなんの変化もなかったらしい。


なんでも、ストレッチで体が柔らかくなるのは、脳や神経が関節の曲がる痛みに慣れてしまうからで、別に筋組織に変化が出たわけじゃないんだとか。実際、有名な理学療法士のグレッグ・リーマンも、「ストレッチは筋肉をゆるめるわけではない」(5)と言い切っております。うーん、そうなのか。


また、2009年に出たニューヨーク・タイムズの記事(6)によると、いまのエクササイズ科学では「体操のプロでもない限りは筋肉や腱の柔軟性はいらない」ってのが結論らしい。ニコラススポーツ医学運動障害研究所のマラキー・マキュー博士いわく、



かなりの程度、人間の柔軟性は遺伝で決まっている。トレーニングで、あとから体を柔らかくできる範囲は非常に少ない。ちょっと体を柔らかくするだけでも、かなりの時間を費やす必要があるだろう。


とのこと。具体的には、体の柔らかさの7割は遺伝で決まっていて、生まれつき筋肉の固い人がストレッチをやるのは時間のムダに終わる可能性が高いらしい。


そんなわけで、いまのわたしは筋トレがメインで、エクササイズ前のストレッチなどはやらなくなってしまいました。もちろん、腰痛などには効果があるかもですが、あくまでケガの予防に行うのは得策ではなさそうってことで。


credit: PamLink via FindCC

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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。