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寝る前のプロテインが筋肉量アップに効く!

Th muscle

  ちょい前に、「寝る前に炭水化物を食べると眠り質が上がるよ!」って話を書きましたが、アメリカスポーツ医学会の論文(1)によれば、寝る前のタンパク質で筋肉量がアップする可能性が高いらしい。


これは16人の若者を対象にした実験で、以下のタイムスケジュールで何日か暮らしてもらったんですね。

  1. 午後8時に筋トレをする
  2. 午後9時にタンパク質20グラム・炭水化物60グラムの食事をとる
  3. 午後11時に40グラムのプロテインドリンク(カゼイン)を飲む
  4. 午後11時半に寝る


その後、睡眠赤の被験者たちの筋肉を調べたところ、寝る前のプロテインで体内のアミノ酸量が大幅にアップ。寝てる間ずっと筋肉のタンパク質合成率が上昇し続けたとか(寝る前にプロテインを飲まなかった被験者にくらべて22%の上昇率)。


研究者いわく、

寝る前のプロテインは、すみやかに体内で分解・吸収されるため、筋肉のタンパク質合成を刺激し、エクササイズ後における全身のタンパク質バランスを改善することがわかった。


とのこと。また、この改善度は、1年でおよそ3.2キロ分の筋肉量アップに相当するんだとか。もちろん、右肩あがりでタンパク質の合成量が増え続けるわけじゃないとは思いますが、これはなかなかの数字ですねぇ。今後は、筋トレをした日には、寝る前にプロテインを飲んでみようかな。


ちなみに、寝る前に食べると太るんじゃないの?ってご心配があるかもですが、過去の実験では「夜に食べても太らない!」ってデータのほうが優勢。特に気にしなくてもよいかなーと思います。


credit: Paul Mulligan via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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