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Twitterでケンカばっかしてる人は心臓病で死ぬリスクが高い

Twitter

Twitterでケンカばっかしてると心臓病にかかりやすいぞ!」っておもしろい論文(1)が出てたのでメモ。


これはペンシルバニア大学の調査でして、アメリカ限定で約1億5千万のツイートを分析。「死ね!」や「憎い」といったネガティブな単語が使われた割合を出したうえで、全米1,347郡ごとの心疾患データと照らしあわせたんですね。


すると、Twitterでのケンカが多い地域ほど、心臓病の死者数も多いって傾向が出たんだそうな。もちろん、喫煙や運動量といった変数はコントロール済みであります。


研究者いわく、

昔から、心臓病とメンタルの状態には大きな関係があると考えられてきました。たとえば、敵意やうつ病は、さまざまな生理現象を通して、心臓の働きに影響をあたえます。

 

 

 

また、ネガティブな感情は、社会的に問題のある行動を起こす原因でもあります。過度の飲酒、貧しい食生活、孤独感なども、同じように心疾患を引き起こします。


とのこと。当然ながら、Twitterでのケンカが心臓病を引き起こすわけじゃなくて、もともと心臓病にかかりやすい性格の人ほどTwitterでもケンカをしやすいって話ですね。


さらに研究者いわく、

Twitterを分析すれば、従来の健康調査や人口統計学と同じぐらい大量のデータを得られるし、それ以上の情報も手に入る。Twitterのデータのほうが、従来の統計データより正確に物事を予想できる可能性も高い。


とのこと。そんなわけで、Twitterでケンカばっかりしてる方は、ひとまず自分への心臓の負担を心配してみちゃいかがでしょ。


credit: eldh via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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