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睡眠はなぜ健康にいいのか?という超基本的な疑問の答えが(ちょっとだけ)明らかになった件


 


睡眠は大事だよー」なんて話はもはや耳タコ。睡眠が足りないと太るし、孤独感は増えるし、危険なギャンブルにも手を出しやすくなるしで、いいことは何にもないんですよね。


が、実は意外とまだわかってない問題がありまして、それは、

  • なんで睡眠ってそんなに体にいいの?

って問題です。え?と思われた方もいるかもしれませんけど、なんでよく眠ると健康になるのかってポイントはわりと未知の世界なんですよ。とにかく寝ないのが悪いのは確定ながら、なぜ睡眠がそこまで必要なのかは謎だったりするんですな。


なんだけど、ドイツから出た新しいデータ(R)は、なぜ睡眠は大事なのか問題に新たなポイントを示してくれてていい感じでした。

これは10人の男女を対象にした研究で、

  1. 半分にはちゃんと寝てもらう
  2. 残りの半分は音楽をガンガンに聞いて徹夜してもらう

って2グループに分類したあと、みんなの血液サンプルを調べたんだそうな。


そこで何がわかったかと言いますと、

  • よく寝たグループは、徹夜グループよりもインテグリンが活性化してた!

ってことです。インテグリンは人間の免疫細胞が使う"武器”みたいなもんで、ウイルスに感染した細胞なんかにくっついて殲滅する働きを持っております。つまり、よく寝ると免疫システムがガツンと改善する!ってことですな。


研究チームいわく、

今回の結果からわかるのは、2時間ほど睡眠の時間が減っただけでもT細胞の働きは低下するということだ。睡眠にはT細胞を活性化する働きがあり、これは現代の睡眠障害の多さとも大いに関連する。

とのこと。ご存じのとおり、T細胞はヒトの体を外敵から守る戦闘部隊みたいなもんで、アレルギーにも感染症にも癌にもかかわってますからねぇ。さらにくわしくは、


などをご覧いただければと思いますが、私のようなアレルギー体質の人間にとっては、「やっぱ寝るぞ!」と思わせるに十分な話だなーと思った次第です(笑)



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