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頭を良くしてくれるサプリを、効果が高い順に5つ並べてみた

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落ち込みを解消してくれるサプリ」や「脂肪を燃やしてくれるサプリ」続いて、今回は「頭が良くなる!」と言われるサプリたちを独断と偏見でランクづけしてみました。順位の根拠としては、臨床試験の結果と自分の実体験をもとにしております。




1位 ブルーベリー
当ブログでは、アンチエイジングに効く最強フルーツとして紹介してきたブルーベリーですが、頭を良くしてくれるって研究もかなり多め。アントシアニンとプテロスチルベンって成分には脳を守る作用があるうえに、脳の神経成長因子を増やして脳の働きを良くしてくれちゃう(1)。もちろん、食べてすぐに「頭が良くなった!」と自覚できるほどの効果はありませんが、定期的に摂取して損のない逸品であります。


用法としては、1日に500〜1000mgのアントシアニンを摂取すればOK。これは、ブルーベリーでいうとだいたい60〜120gぐらい。サプリメントで摂る場合は、アントシアニンの量に注意しましょう。


2位 オトメアゼナ
オトメアゼナは、オオバコ科の植物。アーユルベーダでは大昔から頭を良くする薬として使われてきたハーブですが、ちゃんと現代科学でも効果が実証されております。特に記憶力アップの効果に定評がありまして、1日に300mgのオトメアゼナでガツンと長期記憶が上がったそうな(2,3,4)。


用法としては、 1日750〜1000mgのサプリメントを摂ればOK。


3位 Lテアニン + カフェイン
テアニンは緑茶のうまみ成分として有名ですけど、カフェインと組み合わせると集中力や注意力が上がることが知られております(5,6)。というと「じゃあ緑茶でいいじゃん!」って話になりそうですが、脳力アップを狙うには、作業の30分前に200mgのテアニンと50〜100mgのカフェインを摂る必要があるので、緑茶だけでは役不足。やはりサプリメントが必要でありましょう。


ちなみに、カフェインに耐性ができるている人だと効かない可能性があるので、200mgのカフェインが必要になるかもです。


4位 ニコチンガム
一般的には禁煙用に使われるニコチンガムですが、脳の炎症を鎮める効果がありまして、認知機能を高めてくれるって研究があるんですな(7)。脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの代わりにニコチンが働いて、頭をスッキリと働くようにしてくれるみたい。


当然ながらタバコはオススメできませんが、1日に2mgのニコチンガムを噛むなら問題なし。ニコチンパッチだと、吸収が遅くて認知機能は高まらないのでご注意ください。


5位 ウリジン
ウリジンは、神経の成長に欠かせない成分。いくつかの実験で、ウリジンのサプリで長期的に認知機能が高まることが知られております(8)。といっても、その効果は1〜4位のサプリにくらべるとだいぶ劣る感じなんで、ブルーベリーやオトメアゼナと一緒に飲んで相乗効果を狙うのが正しい使い方。


用法としては、1回250mgのウリジンを1日2回飲めばOK。


まとめ
そんなわけで、頭を良くしてくれる証拠があるサプリのまとめでした。長期的にはブルーベリーやオトメアゼナで脳の成長をサポートしつつ、短期的にはテアニン&カフェインでお手軽な脳力アップを狙うのが良いのかなと思います。

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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。