1日に1時間36分だけ立って仕事をするだけでも生産性は46%アップする
「スタンディングデスクはいいですよー」って話を何度も書いている当ブログ。今度は「スタンディングデスクで生産性を上げる最低ラインはこれだ!」ってデータ(1)が出ておりました。
これはテキサス大学の実験で、コールセンターの従業員167名を2つのグループにわけたらしい。
- 座りっぱなしで1日中作業をする
- 高さを調節できる机を使って、立ったり座ったりしつつ作業をする
実験の光景は以下のような感じ。従業員の好きなタイミングで立ったり座ったりしてもらったみたい。
そして6カ月後の結果は、
- スタンディングデスクを使ったグループは生産性が46%アップ!
って感じだったらしい。ここでいう生産性は「成約率」のことで、1時間あたりにどれだけの新規客をゲットできたかで計測したんだそうな。46%ってのはかなりの数字ですなー。
さらに、この実験でおもしろいのは、
-
生産性をアップさせるには、イスに座る時間を1日に1時間36分減らすだけでいい!
って結果が出てるとこ。1日中ぶっ続けで立たなくても、十分に生産性は上がるわけですな。これは良い話。
ただし注意点もありまして、
- スタンディングデスクの生産性アップ効果が出るのは1カ月が過ぎてから!
といった傾向も出ております。まぁ一週間やそこらじゃ効果は出ないんだ、と。
研究者いわく、
スタンディングデスクを使っても、最初の1カ月は生産性に差がみられなかった。ところが、2カ月目になったところで一気に大きな差が出始めた。おそらくスタンディングデスクに慣れるには、それぐらいの時間がかかるのだろう。(中略)
さらに、6カ月が過ぎたあとには、参加者の75%が身体の痛みや不快感が減った。
とのこと。1カ月で生産性が上がりはじめて、半年で腰痛や肩こりなどが激減するらしい。わたしもスタンディングデスクを使い出してから肩こりは完全に消えたので、このへんのデータには納得であります。
以上の話をまとめると、
- スタンディングデスクで生産性を上げるには、イスに座る時間を1日に1時間36分だけ減らす!それを1カ月続ける!
ってことですな。言われてみれば、わたしも、スタンディングデスクを使い出してから1日の仕事量はかなり増えてますからねぇ…。