イブプロフェンって意外と危険なのかも説
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/11/blog-post_21.html
イブプロフェンが心臓に悪い?
「イブプロフェンが意外とヤバい!」って話(1)が出ててビックリしたんでメモ。
ご存じのとおり、イブプロフェンは痛みを抑える成分のひとつ。非ステロイド系なので安全性が高いと言われ、いまじゃ普通にカゼ薬なんかにも入ってますね。ところが、新しい研究では「実は心臓によくないんじゃない?」って結果が出ちゃったんだそうな。
これは、心疾患を抱えた24,000人の患者を対象にした研究で、まずは全員を4つのグループに分類。
- イブプロフェンを飲む
- セレコックスを飲む
- ナプロキセンを飲む
- プラシーボ薬を飲む
って感じで2年にわたって経過をチェックしたんだそうな。イブプロフェン以外の2つも、メジャーな鎮痛薬であります。
イブプロフェンで心臓と腎臓にダメージが
で、結果がどうだったかというと、
- イブプロフェンを飲み続けた参加者は心臓病や脳卒中の発症率が増加
- さらに、イブプロフェンは腎臓の機能も低下させやすかった
- セレコックスは特に目立った副作用がなかった
みたいな感じ。研究者いわく、
この結果は想像もしていなかった。ここ10年ほど、「非ステロイド系鎮痛薬を飲むならナプロキセンがもっとも安全だ」と世界中で言われてきたからだ。
ところが、結果は違った。ほぼすべてのデータで、イブプロフェンは最悪で、ナプロキセンはそこそこ、セレコックスがベストだった。
とのこと。調べた方もビックリしてますね。
あくまで良くないのは長期服用
と言っても、これは2年の長期服用の話なんで、健康な人が頭痛を抑えるために飲むのなら問題はないはず。そこは安心してお使いください。
ただし、いっぽうで関節炎や腰痛対策のために、イブプロフェンを連用し続けてるような場合は注意が必要っぽい。とりあえず、セレコックスに切り替えたほうがいいかもですね。
というか、近年では「痛み止めの使い過ぎで逆に痛みが増しちゃうかもよ」って説も出てきましたんで、できれば全体の使用量を減らしていきたいとこですが…。