ブロッコリーでリーキーガットが改善する可能性がでてきた件
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ブロッコリーでリーキーガットが改善?
個人的に、最強食材のひとつだと思ってるのがブロッコリー。過去に当ブログでも「ブロッコリースプラウトで体内の汚染物質が外に出る?」とか「ブロッコリーに入ってるNMNがアンチエイジングに効く?」とか、いろんな可能性を紹介しております。まぁ上記のデータはまだ質が低いのでアレなんですけど、とりあえずブロッコリーはビタミンはもちろんタンパク質も豊富なんで食べておいて損はなし。ボディビルダーたちに愛されてるのも納得の優良食材かと思われます。
で、新しく出た論文(1)だと「ブロッコリーでリーキーガットが改善!」って結論になっててビビりました。リーキーガットは腸の壁に穴が開いてしまう状態で、くわしくは「万病の元?「リーキーガット」について知っておきたい知識をすべてまとめてみたぞ」などをご参照ください。
マウスたちにブロッコリーをあげまくった
これはペン州立大学の研究で、マウスたちに総カロリーの15%分のブロッコリーを与えたらどうなるかをチェックしたもの。この実験では、遺伝子操作でわざとリーキーガットが起きやすいようにしたマウスを使ったんだそうな。研究者いわく、
腸内の健康について研究する理由は山ほどある。たとえば、あなたがリーキーガットのような問題を抱えた場合、そこから全身に炎症が始まり、関節炎や心臓病などに進む可能性が大きい。
腸のバリアを正常に保ちさえすれば、このようにリーキーガットが引き起こす害を逃れられる。
とのこと。腸が悪くなって全身に炎症が起き、それが体を激しく老化させていくという、当ブログではおなじみのパターンですね。
ブロッコリーの成分が腸を癒す
さて、実験の結果は非常にハッキリしてまして、ブロッコリーを食べたマウスたちは急激に消化器系のトラブルが解消。体内の毒素が激減する傾向が確認されたんだそうな。いやー、ブロッコリーに腸内改善の働きがあったとは知らなんだ。なんでこういった現象が起きるのかというと、ブロッコリーにはインドロカルバゾール(ICZ)って物質が入ってるかららしい。こいつは腸内の芳香族炭化水素受容体(AHR)ってとこにひっつく作用があって、おかげで腸のバリア機能や腸内フローラを守ってくれるんだそうな。
実験を応用するなら1日550gのブロッコリーがベスト
ちなみに、この実験と同じレベルのブロッコリーを食べようと思ったら、だいたい1日に550gを口にする計算になる感じ。ブロッコリーを食べ慣れない人には結構な量ですが、不可能なレベルでもないっすな。実際、私もこれぐらいのブロッコリーなら毎日食べております。また、メキャベツなんかはICZの量がブロッコリーの3倍なので、「そんあんい食べられない!」という方はこっちでもいいかも。かなり味のクセが強い野菜ですが。
もちろん、これはまだマウス実験の段階なんですけど、腸内レセプターの仕組みなんかはヒトに近いんで、人間にも応用できる可能性は高そう。1日550gとまではいかずとも、100gぐらい食べといて損はないんじゃないかと。最近はコンビニでも冷凍のブロッコリーが簡単に手に入りますしね。