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VR系のエクササイズが実用的になってきたのでおすすめのアプリを推奨する話

 

  

2020年の冬に「Oculus Quest 2」を買いまして、それ以降はかなり隠キャライフがはかどってるわけです。このままVRの性能が上がり続ければ、ほんとに新宿区から出ない生活になるのではないかと(笑

 

 

で、「Quest 2」については普通に「バイオハザード」とかやってるんですが、近ごろ「だいぶ使えるようになったなー」と思い始めたのがエクササイズ用途であります。2019年ごろにも似たような話をしているものの、この時期はまだこなれていないアプリが多く、いまいち心拍数が上がりきらないものが多かったんですよ(上がっても140ちょいぐらい)。

 

 

が、ここ最近は、プレイ中の心拍数が180に達するアプリも増えてきまして、本当に日々のエクササイズ用途に使える感じになってきたんですよ。ということでここでは、個人的に役立ったエクササイズ系アプリを3つほど並べておきます。

 

 

1. FitXR - ボクシング、HIITトレーニング&ダンスワークアウト

 

ボクササイズ、HIIT、ダンス系のワークアウトができるエクササイズアプリ。以前はボクササイズだけだったんですけど、HIITとダンスまで加わって非常によろしい感じになりました。

 

心拍数が一番あがるのはボクササイズ系で、前方から飛んでくるボールを叩くリズムゲー形式になってます。上級や達人クラスだと心拍数が180を超えることもあるので、普通に高負荷エクササイズとして使えますね。

 

一方でHIITについては、やや複雑な動きを要求されるので動作スピードが上がりにくく、それだけに心拍数も上げにくい印象がありました(ダンスも同じ感じ)。これは慣れれば違ってくるんかな。

 

ちなみに、公式サイトのレビューがやたら低いですが、これはサブスクに移行する際のバグが原因でして、運動アプリとしてはかなり優秀なのでご安心いただければと。あとサブスクリプションに入ると定期的に新ワークアウトを楽しめる仕組みですが、別に無料でも普通にプレイできますんで。

 

 

 

2. LES MILLS BODYCOMBAT(レスミルズ・ボディコンバット)

 

レスミルズってのは、世界中で展開されているグループフィットネスの大手で、格闘技の動きを採用したプログラムが売り。

 

基本的には上記の「Fit XR」と同じリズムゲーなんですが、こちらはキックやヒザ蹴りもふくまれているんで、そういう動きが好みの方はこちらのほうがいいでしょうね。また、こちらのほうがゲームとしてのクオリティが高くて、ボールをパンチした際の視覚効果や振動のタイミングはレスミルズのほうが気持ちがいいですね。

 

ただ、やや難点としては心拍数が上がりにくいところがありまして、上級コースでも160を超えればいいぐらいでした。今後のアップデートでどうにかなるような気もしますけど、いまんとこは負荷が物足りない感じっすね。

 

 

 

3. Smash Drums(スマッシュドラム)

 

こちらはエクササイズ系ではなくドラム系のリズムゲームなんですが、上級コースはかなりハードに体を動かす必要があり、曲によっては心拍数が170に達することもあってビビります。30分もやれば冬場でも汗びっしょりでして、かなり良い運動になってることが実感できるわけであります。

 

なにより素晴らしいのがゲームとしてのクオリティが非常に高いところで、VRリズムゲーの最高峰と言われる「ビートセイバー」に迫る勢いで楽しいです(運動量もスマッシュドラムのほうが上だし)。上述のエクササイズゲームは、どうしても義務感が出ちゃうんだけど、こちらは普通にゲームを楽しんでたら時間が過ぎてる感じですんで、運動習慣が続かない方にもよいのではないでしょうか。

 

 

まとめ

ということで3つほど紹介しましたけど、ゲームを楽しみながら心肺機能を高めたいなら「スマッシュドラム」、高負荷エクササイズにこだわるなら「FitXR」、ゲームとエクササイズのバランスが良いのは「レスミルズ」って感じっすね。ただ、いずれのアプリにも共通する問題点としては、

 

  • スプリントができない!

 

ってとこがあるので、そこはご注意ください。VR系のエクササイズって、どうしても上半身がメインになりがちなんで、下半身のトレーニングがおろそかになりがちなんですよねー。特に「スマッシュドラム」は棒立ちゲームなんで、下半身の強化にもこだわるなら「FitXR」かなーってとこですね(それでも足への負荷は低めなんだけど)。

 


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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