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本当は怖い!「目標設定」における6つの落とし穴


成功には目標設定が必要だ!」とか常識のように語られる昨今です。


が、こないだ読んだ「アンチドート」って本によると、ハーバードビジネススクールが「目標設定は悪影響!」と主張するワーキングペーパーを出したことがあったとか。ちょっと面白そうなんで、そのワーキングペーパーを読んでみました。

参考:ポジティブシンキングで人生をムダにしないための5つのポイント


問題のワーキングペーパーは2009年のもので、タイトルが過去の心理実験や実例を引き合いに「目標設定は有効だ!」って主張を徹底的にディスっていく内容になっております。目標設定を支持する心理学者たちが激怒したというのもむべなるかな。


で、ワーキングペーパーが主張する「目標設定の悪影響」は、こんな感じ。


1・目標設定は視野を狭くする
ゴールを絞り込むことで、他のチャンスや可能性が見えにくくなっちゃう。よく「目標は明確に」なんて言いますが、ゴールを決めるときは要素を絞り込まずに総合的で融通が利くような目標にしたほうがいいみたい。


2・目標設定はモチベーションを下げる
「できるだけ大きな目標を持とう!」なんてことも言いますが、大きな目標は失敗したときの精神ダメージが甚大。ちゃんとしたスキルやトレーニングなしに大きな目標を持っても、後でモチベーションが下がるだけ。


3・目標設定は長期的な利益を損なう
目標を設定することで短期的にゴールを達成する気持ちが強くなり、視野がせまくなった結果として長期的な利益が損なわれる可能性が高い。

4・目標設定は失敗の可能性を高める
目標を達成しようと頑張るあまり、リスクの高い選択へ手を出しがちに。そのせいで失敗の可能性も高まっちゃう。


5・目標設定は倫理観を損なう
目標に近づくために手段を選ばなくなり、無意識のうちに道徳的じゃない行動を正当化する心理が働く。


6・目標設定は学習心を損なう
目標達成のための成績に気持ちが集中しちゃうので、経験から学ぶ気持ちが消えていく。


まとめ
そんなわけで、ワーキングペーパーの要点は以上でした。まぁ非常に当たり前な感じもしますが、こういう副作用にちゃんと触れた自己啓発書ってほとんど無いような気が。


ちなみに、これらの目標設定の悪影響に対して、ワーキングペーパーは明確な解決策を提案しておりません。最後のほうで「ちゃんと副作用を肝に銘じてゴールを考えようね」と言ってるぐらい。


実際のところ「正しい目標設定」ってのは、それぐらい難しいってことなんでしょう。なので、もともと目標設定が苦手な私としては、「リスクを犯してまで目標を立てなくてもいいんじゃね?」という感じであります。


credit: ekkebus via FindCC
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41才のプロパレオダイエッター/編集者/ライター/NASM®公認パーソナルトレーナー。国内外の学術論文を読み漁るのが好きな人。パレオダイエットの本を書きました。