症状別:不安や緊張、心配性に効くサプリの飲み方を考えてみたよ
メンタルに効くサプリをいろいろと紹介してきた当ブログ。ただし、ひとくちに不安や心配性といっても、人によって原因はいろいろ違いますんで、症状にあった飲み方を考える必要があったりします。
というわけで、ここでは不安や心配性のタイプ別に、適したサプリの飲み方を考えていこうかと。
もともと心配性な性格の人の場合
日常生活に支障をきたすレベルではないものの、生まれつき不安傾向が強くて、ストレスがあるとすぐにドキドキしちゃうようなケース。まぁ、わたしのことなんですが(笑)
このレベルの不安感に対しては、アルギニンとリジンの組み合わせから試すといい感じ。どちらも必須アミノ酸の一種でして、2010年の大規模なリサーチでも不安症に対して大きな成果をあげております。
具体的には、1日にアルギニンとリジンをそれぞれ2.5gずつ飲んだら11%も不安感が改善したなんてデータも(1)。とくにリジンが足りない人ほど不安感がアップしがちなんで、積極的に補給していきたいところです。
飲み方としては、1日に2.5gずつのアルギニンとリジンを摂ればOK。早い人なら1週間ほどで 効果が出てくるかと思います。
慢性的なストレスで不安が大きくなった人の場合
仕事やプライベートのストレスがたまった結果、いつも不安につきまとわれてしまうケース。
この場合は、体内のマグネシウムが足りてない可能性がありますんで、まずは1日200〜400mgを2週間は試してみましょう。マグネシウムは脳の働きに必須の成分でして、人によってはこれだけで劇的に不安感がやわらぐはず。
マグネシウムで改善がみられなかった場合は、さらにアシュワガンダを加えてみるといい感じ。ストレス性の不安に対する効果が高いハーブで、1日300〜500mgを飲めばOKであります。
それでもダメなら、さらにロディオラをプラス。これまたストレスに効果的なハーブで、1日80〜160mgを飲むと良いかと思います。
全般性不安障害(GAD)の場合
不安が強すぎて夜も眠れないような状態が半年以上は続いているケース。ここまで来ると病院に行くべきですが、サプリが効く場合もあったりします。
具体的には、やはりマグネシウムの補給からスタート。1日200〜400mgを2週間ほど続けてみましょう。
これで変化がないようだったら、さらに口から飲むタイプのラベンダーオイルを加えていきます。ラベンダーの効果は有名で、たとえば2012年の実験(2)だと、47名の男女に1日80mgの成分を6週間飲んだら不安障害がガッツリ改善したそうな。
ラベンダーサプリとしては「Nature's Way Calm Aid」がオススメ。実験で使われたのと同じ成分が入ってますんで。
また、ラベンダーと同じぐらい不安障害に効くのがカヴァであります。2010年の系統的レビューによれば、1日300mgを3回にわけて飲むと、全般性不安障害がハッキリと改善したそうな。ラベンダーと同時に使ってみてもいいかもです。
パニック障害の場合
不安障害がさらに進んで、以上な震えや窒息感が出ちゃうケース。こちらもまずは医者に行くべきですが、さらにサプリを併用しておくと症状がやわらぎやすいでしょう。
パニック障害の場合は、まずはイノシトールを使うのがよさげ。パニック障害に関する研究はいくつかありまして(3)、だいたい1日14〜18gで効果が出ております。脳内伝達物質の働きをよくする作用があるんだそうな。
これで変化がなければ、さらにアグマチンを併用してみましょう。一般的には筋トレに使われるサプリなんですけど、こいつを飲むと脳の働きがよくなりまして、結果として不安を鎮めてくれるんですね。
研究によれば(4)、1日に体重1kgあたり10mgのアグマチンで不安解消の効果が出るみたい。イノシトールと併用して使うといい感じでしょう。