朝にブルーライトを浴びるとテストステロンが増えて元気に?
ブルーライトでテストステロンが増える!
こないだ「光で起きる目覚まし時計」を手に入れまして、いまも愛用しております。設定した時間が近づくと強烈なブルーライトを発して、体内時計を調整してくれる面白いガジェットです。
ブルーライトにはいろんな可能性がありまして、エクササイズの効率があがったり、頭が良くなるかもしれなかったり。夜のブルーライトはデメリットが多いですが、朝のブルーライトはいろいろとカラダに良さそうなんですよね。
ってところで、今度は「ブルーライトでテストステロンが増える!」ってプレスリリース(1)が出てて、なかなかおもしろいです。
朝にブルーライトを30分
これはシエナ大学の実験で、テストステロン値が低い男性38人を対象にしたもの。まずは全員を以下の2グループにわけたんだそうな。
- 朝7〜8時のあいだにライトボックスの光を30分浴びる
- 何もしない
ライトボックスは、鬱病の「光療法」に使われるのと同じもの。一般的な蛍光灯の10倍ぐらいの光量を持ってまして、実際の治療でも良い成績を出しているアイテムであります。
実験は2週間ほど続きまして、全員のテストステロンと性欲を調べたところ、
- ブルーライトを浴びた参加者は、テストステロンが平均2.1 ng/mlから3.6 ng/mlに上昇
- 主観の性欲レベルは3倍にあがった
みたいな結果だったそうな。そこまで劇的にテストステロンが増えたわけじゃないものの、ハッキリした違いは出てますねー。
ブルーライトで自然のサイクルを再現
研究者いわく、
北半球の地域では、テストステロンの分泌量は11月から4月にかけて自然と下がっていく傾向が強い。そして、通常は春から夏にかけてテストステロンが再び上がり始める。
この現象は、出生率にも影響をあたえる。統計を見ると、6月の妊娠率がもっとも高いのだ。ブルーライトは、この自然のサイクルを再現しているのだろう。
とのこと。人間のカラダには、もともと光に反応してテストステロンが増減するシステムが備わっているんじゃないか、と。
まぁ、これはまたプレスリリースの段階ですし、あくまで初歩的な研究なので、「こんなネタもありますよー」ぐらいの話です。が、ブルーライトセラピーがメンタルの治療に効くのは事実なので、テストステロンに影響があっても不思議じゃなさそう。いずれにせよ、朝にちゃんとブルーライトを浴びるのは、習慣にしときたいところです。